金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

京の短い旅は鷹峯へ(1)

2014年08月02日 | 旅行記

昨日(8月1日)から一泊二日でワイフと京都に行った。主な目的はワイフの両親のお墓参りと私の実家訪問である。夜は河原町三条の京都ロイヤルホテル&スパに泊まり、朝は近くの進々堂で朝食を食べた。

Shinshindo

これが最近ワイフと京都に行く時の定番コースになっている。というのはロイヤルホテル&スパはJR東海ツアーズが提供する往復新幹線セットのパックに入っているからだ。そして河原町三条という場所は京都のヘソのようなところでどこに出かけるにも便利だからだ。

進々堂の朝食は670円(写真のセット)から。外国人旅行客にも知られているようで今朝は日本人よりも外人の方が多かった。

午後1時の新幹線まで時間があるので、鷹峯に行くことにした。鷹峯の「しょうざん峰玉亭」というところが期間限定の特別オープンをしているからだ。

河原町三条からバスを乗り継いで鷹峯に着いたのは午前9時。市バス・京都バス1日パス(500円)を使っているので、乗り継ぎは気にならない。

「しょうざん峰玉亭」は10時オープンなので、その前に「源光庵」を拝観した。

Satori

源光庵は曹洞宗のお寺だ。本堂に写真の丸窓と角窓があった。丸窓は「悟りの窓」と名付けられている。〇は大宇宙を表現しているそうだ。角窓は「迷いの窓」と名付けられ、「人間の生涯」を象徴し、四苦八苦を表現しているそうだ。

本堂の入り口にかわいらしい標語がかかっていた。

Teoawase私の理解では、日本に曹洞禅を確立された道元禅師は悟りは修行の中にあると言われた。

「修証一如」である。座禅をする=修行が即ち悟り=証であるという教えだ。とすれば「迷いの窓」「悟りの窓」の考え方は曹洞宗の教えというよりは、このお寺が開創された時の臨済宗の教えによるものかもしれない(源光庵は1346年(貞和2年)に臨済宗の寺として開創されたが1649年に曹洞宗に変わっている)。

ただしこのことは全く素人の推察に過ぎない。

難しい詮索はやめて、心を合わせて幸せに生きる姿は円〇である。

道元禅師は「仏の道を学ぶということは自分を見つめることだ。自分を見つめるということは、既成概念にとらわれた自分を一度離れてみることだ。そうすれば真理がおのずから近づいてくる」と教えられた。もし次に源光庵に来ることがあれば、丸窓の前に座ってみたいと私は思っている。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【イディオム】Straw that br... | トップ | 京の短い旅は鷹峯へ(2) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事