金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「数字はウソをつかない」(1)~英語の本を読む楽しみとメリット

2021年04月05日 | 本と雑誌
 新聞広告で「世界のリアルは数字でつかめ」(原題 Numbers Don't lie)という本を見かけたので買って読んでみることにした。
 本の値段は出版形態で異なる。この本を紙の出版物で買うと2,200円だが、アマゾンの電子本Kindleで買うと2,090円だ。
 また英語の原書をKindleで読むと1,687円で読むことができる。
 私はこの手の本は英語で読むことにしているのでKindleで英語版をダウンロードした。値段は紙で出版された日本語版の約3/4だ。安いということが第一のメリット。
 次に読みながら多少英語の勉強になるということ。これが第2のメリットだ。
 英語の勉強になるとはいえ、長い話は疲れる。長い話はポイントをキチンと押させて進まないと後で話が分からなくなる可能性があるからだ。
 それに較べてこの手の複数の独立したエピソードで構成されている本は読み易い。
 この本は71の独立したテーマを統計的な観点から取り上げている。最初のテーマはWhat happens when we have fewer children?
 少子化で何が起きているか?というテーマだ。次のテーマは幼児死亡率が「生活の質」の最良の指標?というテーマだ。
 一つ一つの文章は長くないし、概ね文章は平明なので読み易い。
 もちろん知らない単語も出てくるが、電子本の場合は簡単に辞書を引くことができるので苦にはならない。
 また一つ一つのテーマが独立しているので、関心の薄いテーマは読み飛ばしても良い。私の場合、幾つかのテーマはこれから書く予定のメルマガのネタになったり、あるいは将来行う(かもしれない)スピーチのネタになる可能性が高い。
 色々な点でこの手の本は英語版をKindleで読むのがベストだと私は考えている。
 なお原題のまま「数字はウソをつかない」というタイトルにした方がインパクトがあると思うのだがどうして訳者の方は「世界のリアルは数字でつかめ」というタイトルを選んだのだろう?
 「数字はウソをつかない」という言葉はビジネスパーソンだった頃私は常に重視してきた考え方だ。会社での報告書・提案書・審査判定書などは総て数字をベースにして、極力文飾を排除するという自分の姿勢にこの本のタイトルがマッチしたので英語版で読み始めたのかもしれない。これは余談だが。
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