これまでKindle本を書く場合の「テーマを明確にして骨組みを作っていく」という話をしましたが、初めて出版される方は「出版までどのような手順があるのか?」「原稿はワードで書いて良いのか?」「縦書きにするのか?横書きにするのか?」「フォントやフォントサイズはどうする?」といった様々な疑問がわいてくると思います。
まずKindle本の出版手順については、アマゾンがKDPパブリッシングサイクルで手順を公開していますからそれを読むのが一番良いでしょう。
大きな流れは下記の図のとおりです。
次に考えておくことは「書く本が文章主体か?写真または絵が主体か?」ということです。電子書籍の変換フォーマットには、「リフロー型」と「固定レイアウト型」があります。「固定レイアウト型」は絵本、写真集などで使用されるフォーマットで印刷されるイメージが表示されます。一般的なPDFと同様と考えてよいでしょう。「リフロー型」はコンテンツの大部分が文章で構成される本で使われるフォーマットで、読者の端末の設定に合わせて表示される画面が「リフロー」されます。
ここでは「リフロー型」のKindle本の作成を説明します。
「リフロー型」のKindle本の原稿はワードを使って作成するのが簡単で一番良いでしょう。普通に書いていけばまず問題なくKindle本にアップロードすることができます。ポイントはできるだけシンプルにする(例えば飾り文字を使わないなど)ことです。
フォントやフォントサイズは読み手の設定で変わりますので、使い慣れている標準的なフォントを使うのが良いでしょう。
決まりはありませんが、見出し1には16pt太字、見出し2には14pt太字、一般文章は12pt位を使うことを薦めている人が多いようです。
縦書き・横書きの問題については、コンテンツの中にどれだけ数字やアルファベットが含まれるか?で左右されます。
数字やアルファベットが少ない文章(自分史など)であれば、縦書きの方が良いでしょうし、マニュアル的なものであれば横書きの方が良いと思います。
もっともブログやSNSにしても横書きですから、書き手としての我々は横書きになれています。今まで私はテーマからして横書きで書いてきましたが、今回書く本は縦書きにしようかな、と考えているところです。
縦書きの一つのメリットはスマートフォンで読む時に読みやすいという点だと思っています。
私が今書こうと考えている本はシニアの方がスマートフォンから簡単に読むことができることを目指していますので縦書きにしようと考えている次第です。「簡単に読める」ということにフォーカスすれば、細かい数字や原語の紹介は省略して「読みやすさ」を追求することになります。
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