昨日(6月4日)午後休みを取って、国立新美術館に「モディリアーニ展」を見に行った。モディリアーニは特別好きな訳ではないが、ワイフが知人から入場券を貰ったので行くことにした。本来その知人とワイフが一緒に行く予定だったが、知人の方が犬の散歩中に怪我をされたということで私の登板となった次第だ。
モディリアーニが描く女性はほとんど皆、首が長くて首が傾いていて、眼が黒目を描いていない。神秘的ともいえるが、見方によっては少し不気味だ。仮にその絵を所有することが出来たとしても、手元において置きたいかどうか疑問である。
しかし例外があった。それはこの「女の肖像」(通称:まりー・ローランサン)だ。
くっきりとした眼、真っ直ぐな鼻筋から理知的で自我のはっきりした女性のイメージが伝わってくる。私はこのような絵が好きなのだが、モディリアーニの絵の中では、黒目をはっきり描いた絵は例外的だということだ。
どうしてモディリアーニは黒目を描かず、青みを帯びた灰色で眼を描いたのだろうか・・・・
私はそんな疑問を抱きながら、美術展を鑑賞した後ワイフと2階にある「ロンド」という喫茶店でケーキを食べながらコーヒーを飲んだ。ここのケーキは大変ボリュームがあるので、800円のケーキセット(ケーキ+飲み物)は、場所柄を考えるとお得であると私は思った。
名画を鑑賞した後でも、そんなセコイことを考えるのだから私は本当に「花より団子」な男である。
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