10月11日日曜日快晴。ワイフと上野の国立博物館に「皇室の名宝」を観に行った。開園は9時30分、10時前に会場に入ると既に人、人、人の波。
第一番目の展示品が海北友松描く巨大な松と海浜の屏風(浜松図屏風)で、二番目が入場券の写真にもなっている狩野永徳・常信描く「唐獅子図屏風」
あらゆる美術展は入り口が混む。世間にはこれ程美術愛好家が多いのか?と驚くほど皆さん足を止めて鑑賞している。
圧巻は伊藤若冲描く30幅の極彩色の動植物の掛け軸。その精緻さ、色彩の鮮やかさには目を見張るものがあった。
応挙の虎(「旭日猛虎図」)も良かった。ただし虎は体に比して顔が小さくどことなく愛嬌があり、あまり猛々しい感じはしない。
80点の美術品鑑賞に2時間かかった。人、人、人で疲れたがそれだけの値打ちのある展覧会だった。ところで我々よりかなり高齢の方も沢山来館されていたが、どうして皆さん平日に来られないのだろうか?
美術館側も祝祭日の混雑を緩和するために、平日料金を少し安く設定するなどの工夫があっても良いと思うのだが・・・・
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