つつじヶ丘の本屋さん「書原」に行ったら、三上章著『象は鼻が長い』(くろしお出版)があったので購入。
奥付を見ると、2006年6月10日発行の29刷です。初版は1960年10月30日。実に半世紀近く品切れや絶版にしないで出しつづけているわけです。
奥付を見ると、2006年6月10日発行の29刷です。初版は1960年10月30日。実に半世紀近く品切れや絶版にしないで出しつづけているわけです。
売れゆきが絶えないということもあるでしょう。しかし、供給を絶やしてはならないという出版社の強い意志を感じます。
金谷武洋『主語を抹殺した男 評伝三上章』によれば、くろしお出版創業者で現会長の岡野篤信と三上章はローマ字運動で知り合った親友だということです。どちらにとっても幸運な出会いだった、といえそうですね。