惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雨猫

2007-02-17 20:30:13 | 日記・エッセイ・コラム

 夕方から雨。

 降り始めた午後5時頃、雨粒は大きくなく小糠雨程度。だからでしょうか、茶トラの野良猫はいつもの植え込みで丸くなったままでした。
 「降ってきたぞ。濡れないところに行った方がいいんじゃないか」と声をかけると、目を開け、こちらに首を伸ばしてきます。「掻いてくれ」ということなのでしょう。
 しょうがないので、首筋や頭を掻いてやりながら、もう一度「濡れないようにしろよ」といってやりました。

 梅の花の香りをハシゴするようにひと回りしてくると、もう猫はいなくなっていました。
 雨の日の野良猫を見ると気持ちが寂しくなります。