「わあっ!」という声が横丁からしたので、そちらを見るとボールが転んできていました。10メートルほど向こうから、左手にグローブをはめた女の人がボールを追ってきます。さらに向こうには小さな男の子。
行き止まりになっている路上でキャッチボールをしていて、お母さんがそらしたようです。
行き止まりになっている路上でキャッチボールをしていて、お母さんがそらしたようです。
足を止め、転がってきたボールを拾って投げ返してやりました。
「ありがとうございました!」
男の子とお母さんの声が揃って返ってきました。
良かったな、と思って散歩を続けました。