惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雨中のポタリング

2008-08-05 20:45:47 | まち歩き
 午後から時々にわか雨の降る不安定なお天気。

 夕方、雨はやんでいるものの、市民プールに行く雰囲気でもなく、自転車でポタリングに。
 最初は特に行く先を決めていなかったのですが、以前、井の頭公園駅付近まで行った時、「もう少し足を伸ばせば善福寺池に行けるなあ」と考えたことを思い出し、行ってみることにしました。
 地図がないので、無事たどり着けるか心配でしたが、井の頭通りを越え、五日市街道を越えてまっすぐ伸びた小路をどんどんゆくと東京女子大学のキャンパスにぶつかる。そこから善福寺池まではすぐでした。

 が、たどり着いたとたんにポツポツと雨が。あちこちで雷も鳴り響いているので、「これはヤバい」と思い、すぐ帰途に。
 途中でポンチョをかぶって走りましたが、間もなくバケツを引っくり返したような土砂降りになり、帰宅途中の人や犬の散歩の人などは必死で駆け出したりしていました。しかし、そんなことで逃れられるような降り方ではなかったですね。降る雨に加えて、地面からは水しぶきが立ちのぼり、あたりには白く水煙が漂って、ちゃちな傘など役立ちそうにもありません。皆、濡れるしかなかっただろうなあ。

 そんな中をポンチョの私はゆっくりゆっくりとペダルを漕いで帰ったのでした。結構、楽しかった。

 〈ナンクロメイト〉9月号、発売中!
 担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――

  • 南孝彦『蝶の道』(ソニー・マガジンズ新書)
  • 椎名誠『長さ一キロのアナコンダ』(早川書房)
  • 山田正紀『オフェーリアの物語』(理論社)
 山田さんの『オフェーリアの物語』は、明治維新後の理性が支配する日本と、それ以前の夢想がそのまま現実と溶け合っていた日本とを不思議な言語理論で対比する意欲的な作品。
 でも、この1冊では設定が生かしきれていないので、先日お会いした時に伺うと、「担当者が退社したので、ひとまず打ち切ったが、いずれ媒体を見つけて書き続けなくては」とおっしゃっていました。