節分。
田舎の我が家では、この日、祖父が山からヒイラギの枝を伐ってきて、イワシの干物と一緒にお飾りをしていたような記憶があります。
子どもが生まれてからは、豆まき。玄関の戸を開け放して、「鬼は外! 福は内!」とやりました。
「やはり洗濯ものは、パン! とやらなくちゃダメですよね」
と『銀婚式物語』に出てくる主張への共感を伝えると、新井さん、
「そうですよぉ~。でも、男の人に賛同してもらえるとは思わなかったなあ」
と言っておられました。
田舎の我が家では、この日、祖父が山からヒイラギの枝を伐ってきて、イワシの干物と一緒にお飾りをしていたような記憶があります。
子どもが生まれてからは、豆まき。玄関の戸を開け放して、「鬼は外! 福は内!」とやりました。
でも、子どもが成長すると、なんだか気恥ずかしくなり、でも節分の行事は何かやりたい……という頃に「恵方巻きの丸かぶり」なる行事が西方から伝わってきたのでした。
「これこれ」と思って、我が家に導入したのがちょうど10年前。2003年のことでした。
で、今年は丸かぶり10周年ということになります。家内が作った海苔巻きを、3人、北北西の方向にむかってむしゃむしゃと齧りました。
ちょっと変テコリンで、素敵な縁起かつぎ。気に入ってます。
〈ナンクロメイト〉3月号発売中。担当している新刊紹介の欄で次の3冊を取り上げています――
- 粕谷知世(ちせ)『終わり続ける世界のなかで』(新潮社)
- 勝山海百合『さざなみの国』(新潮社)
- 新井素子『銀婚式物語』(中央公論社)
「やはり洗濯ものは、パン! とやらなくちゃダメですよね」
と『銀婚式物語』に出てくる主張への共感を伝えると、新井さん、
「そうですよぉ~。でも、男の人に賛同してもらえるとは思わなかったなあ」
と言っておられました。