惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

SF評論賞&田中光二さん300冊

2012-02-02 20:34:51 | SF
 昨夜は午後6時半より港区のホテル・フロラシオン青山にて「第7回日本SF評論賞贈賞式 & 田中光二さん300冊記念パーティー」。

 日本SF評論賞は次のお2人が受賞――

  • 優秀賞
    「独身者たちの宴 上田早夕里『華竜の宮』論」……渡邊利道
  • 選考委員特別賞
    「『惑星ソラリス』理解のために――『ソラリス』はどう伝わったのか……忍澤(おしざわ)勉
Sfparty1202 田中光二さんは日本SF第二世代の一番手として1974年に『幻覚の地平線』でデビュー。40代の頃にはスランプの時期もあったそうですが、その後はコンスタントに作品を書き続け、昨日現在で304冊を刊行しているそうです。

 写真は左から、渡邊さん・田中さん・忍澤さん。

 有望な若手を輩出している評論賞とベテランの田中さんとのコラボということで、会場は満員の盛況。
 お祝いに駆けつけた筒井康隆さんは、星新一さん、井上ひさしさん、小松左京さんらがすでに旅立たれたことに触れ、
 「長生きしているだけで何か残すことがある。どうか、これ以上、死なないでください」
 と訴えて満場の喝采を浴びていました。
 活気があってなごやかな、良い会でした。