惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

コンピュータは諦めない

2013-04-01 20:49:20 | サイエンス
 久しぶりに朝から青空が広がりました。
 昨日は花曇りの神田川流域でお花見をして冷え切りましたが、今日は最高気温14.3℃とまずまず(隣町アメダス)。これで平年並みだとか。

 第2回将棋電王戦は、土曜日の第2戦で人間の棋士が破れ、これで1勝1敗。膨大な棋譜を参照するコンピュータは終盤での相手のミスを見逃すことはないようですね。

 この電王戦について、今でも忘れられないのは、第1戦をネット中継でご覧になった石原藤夫さんが掲示板日記(3月24日付)に書かれていた次の言葉――

「コンピュータ側が、負けと分かっていてもなかなか投了しないのは、潔さが無くて不愉快でした」
 なるほど、人間なら当然投了するところでも、コンピュータは延々と差し続けるのでしょうね。王が詰むところまで終わらないようにプログラミングされているのでしょうか。

 石原さんは「コンピュータ側」といっているので、介添えの人間が投了を判断することもできたのかもしれません。

 負けが判明したところで「負けました」と頭を下げるようにプログラミングすることも可能でしょうが、そうした時点以降で人間がミスを犯すこともあり得そうですから、投了のタイミングをどう設定するかはなかなか難しそう。
 観戦する側としては、ぜひともコンピュータにも「潔さ」を身につけてもらいたいものですが……。