午前中は降ったりやんだり、午後になると小雨が降り続くようになりました。台風4号が通過するまで雨は降るらしい。
夕方の散歩途中、遊歩道脇に咲いたガクアジサイの色が美しいのでデジカメを構えました。
が、なかなか鮮やかな青色が撮れません。カメラが勝手に色調も決定してくれるのですが、微妙に赤っぽくなって、目の前のアジサイとは違ってしまう。計測スポットや露光をあれこれ工夫してようやく納得できるのが撮れました。
アジサイの色について改めて勉強しておきましょう。
花の色素はアントシアン。アルミニウムイオンと結合すると水色になります。
咲き始めは花弁(本当は萼)に葉緑素が残っているので緑色っぽいのですが、だんだんと葉緑素は消え、アントシアンが合成されて水色になります。
細胞液の酸性度によっても色調は変わります。酸性度が高いと赤っぽく、低いと青っぽい。これはリトマス紙の反応と同じですね。
では、アジサイの育つ土地の酸性度が低いと青い花になるかというと、そうとも限らないのです。
アルミニウムは酸性土壌ではイオンになって根から吸収されやすいので、酸性度が高い方が青い花になるといいます。こちらはリトマス反応とは逆!
アジサイの花を青くしたければ、ピートモスなどを鋤き込んで土を酸性に、そして木そのものの細胞液はアルカリ性にすればよいということなんでしょうか。
どうすればそんなことが?!