拙著『「希望」という名の船にのって』の台湾版が届きました。
『来自希望號的S.O.S』。張宇心訳、天培文化有限公司(台北市)発行。
今月出たばかりのホヤホヤ。日本の単行本よりひとまわり大きめで、表紙はソフト。
縦書きの中国語なのに驚きました。てっきり横書きになるものと思っていたのです。
縦書き、横書きに限らず、句読点は文字区画の真ん中に来るんですね。不思議な感じ。
「,」(コンマ)と「、」(読点)が使い分けられているのも面白い。
著者紹介のところに、私の著書が紹介してあります。
《宇宙大飯店》――これは『コスモス・ホテル』のこと。小説の内容からいえば、「コスモス」は花の名前なんですけどね(^.^)
《天國的車票》――これはわかりやすい。『天国の切符』ですね。
著者あとがきもそのまま訳してくれているようで、とても好感のもてる本作りです。