歳とると涙もろくなるというのは、男でもそうなんでしょうか。今日は毎日新聞の朝刊を読んでて2度、泣きました。
1度目は「毎日歌壇」。
宮崎市のきりしま三郎さんという方の投稿歌――
- 闘病の妻は逝きたり「出所まで待てずにごめん」と言葉遺して
何があったのか。つらい立場にいらっしゃるんですね。
2度目は「おんなのしんぶん」欄の臨床心理士・宮崎美千代さんのお話。東日本大震災の直後に受けたある少女からの電話相談が忘れられないそうです。
津波に流されたその少女は、丸太につかまって九死に一生を得た。丸太から離れそうになった時には、近くにいたおばちゃんが助けてくれた。その一方で、目の前を流れてゆく友だちを助けることができなかった。
「私はひきょうですか」と、彼女は問いかけたといいます。
思わず嗚咽がもれそうになりました。