市の図書館の視聴覚ライブラリーから借りてきたカセットテープ(!)を、家の人が聞きたいと言うのです。
オーディオコンポにはCDの他に、いまだにMDも組んでありますが、カセットデッキはとっくにありません。ただし、古いデッキを捨てずに仕舞ってあったので、引っ張り出してきました。
でも、ダメでした。永年置いてあるうちに基盤がおかしくなったらしく、再生はおろか、一度は挿入できたテープの取り出しも難しい(何度もトライしてなんとか取り出しましたが)。
これでは聞くことができない、と諦めかけた時、もうひとつ「カセットデッキ」があることを思い出しました。
デッキといっても、ポータプル。ソニーのウォークマン・プロフェッショナルという、録音再生可能なウォークマン。型番はWM-D6C。
ただし、これも故障していて、再生はなんとかなるものの、早送り・巻き戻しが出来なくなってしまい、そのまま仕舞い込んだのでした。製品そのものは30年ぐらい前のもの。仕舞ってからは、かれこれ20年ぐらい経っているかもしれません。
これを取り出して、AC電源を入れ、プレイボタンを押してみると――動くのです!
やはり早送り・巻き戻しは不可能ですが、聞くことだけは出来る。凄い!
さすがは昔のソニー製品。たいしたものです(ちなみに、壊れたカセットデッキもソニー製ですが、これはもっと新しいやつでした)。
ヘッドの掃除もして、しばらくは昔のテープでも聞いてみようかと思っています。