午後、つつじヶ丘の本屋さんで買い物をし、店を出ようとすると「ピーピー」という警告音。無断で本が持ち出されていると知らせているのです。
原因は私の持っている本。
店員さんがあわててやって来て、「すみません。消し忘れているのがあるかも」。
買った5冊を全部あらためて、中の1冊から栞のようなものを取り出していました。
ここでこんなことになるのは2度目。特殊な防犯栞を使っているのでしょうかねぇ。
その後、京王線沿いに西へ坂道を下り、信号を渡ったところの道端で奇妙な葉っぱを見ました。
草の葉のようです。斑入りで、茶色い部分が人の目と鼻のようにも、コウモリが羽ばたいているようにも見えます。
初めて見ました。観葉植物が野良に逃亡したのかも。
何という草だろう?
〈小説推理〉2月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――
- 酉島伝法『るん(笑)』(集英社)
- マルク・デュガン『透明性』(中島さおり訳、早川書房)
- サム・J・ミラー『黒魚都市』(中村融訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
- イアン・ワトスン『オルガスマシン』(大島豊訳、竹書房文庫)
酉島さんの新作のタイトル『るん(笑)』は「るんかっこわらい」と読むようです。普通の(?)人が登場人物で、造語が少なく、読みやすさではこれまででいちばん。
異世界の日本が舞台ですが、こうした世界で生きている日本人がいそうで怖い。