もしかしたら「汽車」という言葉は死語になっているのではないかと思ったりもします。最近はなんでも「電車」ですまそうという風潮を感じるのです。
汽車、ディーゼルカー、ガソリンカー、電車……それぞれ別物で、私の中では厳密に区分されているんですけどね。
いや、そんな話よりも今日、「おお、なつかしい!」と思ったのはこの記事 → 「明治の客車、佐川町で公開へ 国内唯一の四輪木造2等」(高知新聞)。
記憶にあります。昔の青山(せいざん)文庫の庭に客車が鎮座していました。
佐川町は私の生まれ育った町で、この文庫にはよく行っていました。
本はそんなになかったのですが、今、思い起こすと建物が素晴らしかった。
古い洋館で、もとは警察署だったものを移設したらしい。本を置いた部屋の奥に、2階建の部分が連なっていて、そこへも自由に出入りできたんじゃなかったかなあ。
で、その庭に、古い客車が置いてあって、この中にも出入りしてたような気がします。
もとの町にもどって来たようですから、帰郷した時に訪れなくては。
足を踏み入れれば、子どもの頃の記憶がよみがえるかな?