惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

『フラガール』

2006-09-24 21:20:25 | 映画
 昨夜はお江戸両国亭にて「第3回立川三四楼勉強会」。古典落語4題に新作・画用紙落語2題という盛りだくさんな内容。
 この日は他にも席を勤めてきたとかで、お疲れのはずなのに、かなりの熱演でした(といっても、持ち味の頼りなさがにじみ出るのであまりそんなふうには見えないのですが)。
 「長短」における、気の長い男の表現が素晴らしかった。栗饅頭を食べるところの巧さには目を瞠りました。古典と画用紙落語と、どちらに力を入れるべきか迷っているようですが、2つの方向は両立できるのではないでしょうか。どちらも頑張って欲しい。早く前座を卒業できる日が来ますように。

 今日は東宝シネマズ府中(最近はここに行くことが多い)にて李相日監督『フラガール』

 この映画は、南海キャンディーズのしずちゃんが一人、例のニタニタ顔で延々とフラダンスを踊る予告を見た時、内容もまったくわからないのに「観たい!」と思ったものでした。
 その後、常磐ハワイアンセンター設立時の実話をもとにしたものと知り、「う~ん」と迷ったものの、音楽がジェイク・シマブクロとわかって、「やっぱり観なくちゃ」となったのでした。
 彼の演奏は今までのウクレレのイメージを一新する驚くべきもの。映画の音楽も予想どおり素晴らしかった。殊にエンディングに流れるテーマ。

 映画自体の内容は「センス古いんでないの」と思いつつも、不覚にも大量の笑いと涙で攻められ完全に私の負け。
 でも、悔しいからあえて人には勧めません。富司純子が実に美しい。

 ホームページの「日本全国ご当地SF」、千葉に『ニューロマンサー』を、大阪に「エイやん」を追加しました。推薦くださったEASTさん、堀さん、ありがとうございました。皆様も候補を思いつかれましたらぜひご推薦を。


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