惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

黄華鬘

2011-04-21 21:13:40 | 草花
 朝いちばんに小玉スイカの苗2本を植え、ホットキャップをかぶせました。気温が低めなので、ちょっと心配。うまく育ちますように。

 島田雅彦さんが東日本大震災の被災地支援のため立ち上げた「復興書店」
 私も『「希望」という名の船にのって』5冊と『現代SF最前線』3冊を出品したのですが、ウェブサイトに登録されるとあっという間に売り切れたようです(左端「カテゴリー」の「小説(SF)」からたどってみてください)。どうもありがとうございました。

Kikeman1104 今日のステレオグラムはキケマン。ケシ科の越年草です。
 まだ花が開ききっていないように見えるかもしれませんが、これで咲いた状態なのです。
 「華鬘」とは仏具で、仏壇の欄間などを飾るもの。細長い花が集まっている様子が似ているのだそうです。


芹葉飛燕草

2011-04-20 21:11:00 | 草花
 晴れましたが、昨日に引き続き、肌寒いお天気。

 しかしながら、植物は待ってくれないので、オオバとバジルの苗を植え、昨日買った小玉スイカを植える準備も。
 ホットキャップという、苗ひと株用の小さなビニールハウスといえばいいのでしょうか、大きめの透明な帽子のようなものを作りました。
 明日の朝にはスイカ苗を植えつけ、これをかぶせます。

Seribahien1104 ステレオグラムはセリバヒエンソウ。野草図鑑などには載っていないことが多いのですが、キンポウゲ科の一年草。明治の頃に中国から渡来したらしい。
 上2つの、まだつぼみ状態の花を見るとよくわかるように、花弁の後ろ側が筒状になって後ろにビュンと突き出ています。これがあるおかげで、飛翔の感じが生まれるんですね。燕の尾羽に見立てたのでしょうか。
 「セリバ」はセリに似た葉の形から。

 紫色の花は独特の魅力があります。木陰などに生えていることが多いので、緑陰に溶け込んでしまいそうな色合い。見ていて飽きません。


2011-04-19 21:29:16 | 季節
 冷たい空気が流れ込んできているようで、晴れたかと思えば雨が降ってくるという不安定なお天気。

Keyaki1104 たまたま晴れた時間帯に通りかかった近所の公園で、若葉が芽吹いたケヤキを見ました。明るい空気の中で、新緑が心地よさそう。

 夕方にはホームセンターへ寄って小玉スイカの苗を買ってきました。蔓を網に這わせて、夏の日陰にするとともに実も楽しもうという欲深な計画ですが、果たしてうまくゆくかどうか。
 けっこう苦労しそうな予感がします。


花蘇芳

2011-04-18 21:06:14 | 園芸
 今年はハナズオウの花も遅く、今が見頃の木もあちこちにあります。マメ科の落葉低木。低木とはいえ、かなり大きく育つようです。

Hanazuou1104 やや紫がかった赤色の花が独特。この花の色をなんと呼ぶのがいいのか、毎年、考えてしまいます。
 一般には「紅紫色」と表現されていて、それはそれで間違いないと思いますが、もっとしっくりする言葉はないものでしょうか?

 蘇芳色といえばいいようなものですが、蘇芳はもっと地味で渋い赤ですよねえ。
 「スカーレット」と呼ばれる赤はどうでしょう? もっと血の色に近いのかな。「マゼンタ」?

 あれこれ考えて、結局、「花蘇芳色」としか思いつかないというのがオチですが、ああ、でも、何か良い言葉がありそうな……。


金瘡小草

2011-04-17 21:28:56 | 草花
 こう書いて「キランソウ」と読ませるのには無理がありますね。漢字は薬効からきているのでしょうか。咳、発熱、下痢に効き、切り傷や腫れ物にも良いとのこと。

Kiransou1104a 漢方では「筋骨草」と呼ぶそうです。これも不思議な名。

 それにしても「キランソウ」とはどういう意味なんでしょう? シソ科の多年草。

 「地獄の釜の蓋」という異名もあります。
 見てのとおり、地面に張りつくように広がっている様子から来ているのかもしれません。写真のは直径15センチぐらいの「釜の蓋」でした。

Kiransou1104b 花をアップにするとこんなふう。
 上唇が小さく、下唇が大きいのが特徴です。というか、上唇はほとんど見えなくて、オシベがそのまま突き出ています。オシベの先端が2個ずつ鉛直に並んでいるのがおもしろい。
 葉っぱや萼片にゴワゴワした感じの毛がたくさん生えているのも凄いですねえ。

 これも出遭うとうれしくなる春の花のひとつ。