10枚まとめ買いした日食メガネの余ったぶんを持参したのですが、すべてはけてしまい、少し足りなかった程(牧村さん、ゴメンナサイ)。
メンバーの小泉さんがネットでレポートしていた世田谷文学館の展示「都市から郊外へ――
1930年代の東京」は日曜までと教えてもらい、今日、自転車漕いで出かけました。片道30分ほど。
あちこちの桜が5~8分咲きで、目を楽しませてもらいました。
展示は世田谷という立地ならではのユニークなもの。
関東大震災後あたりから、東京の都市住民の目が郊外に向き、田園調布や成城学園といった新しい街づくりも始まったこともあって、文化人たちが世田谷(とか田端とか吉祥寺とかもそうだと思いますが)に移り住むようになった。そこらあたりから生まれた文化を、文学や美術のみならず、建築・広告・音楽・映画・写真などから立体的に浮かび上がらせようという試み。
時代の空気が伝わってくるようで、楽しい展示でした。
中では桑原甲子雄の写真が素晴らしい。都市計画と住宅、三越と伊勢丹の広告もじっくり見たくなる興味深いものでした。音楽では宮田東峰のハーモニカにスポットを当てているのがおもしろい。
期間は、先に書いたように8日(日曜)までとあと少し。
その次、4月28日からの企画は「地上最大の手塚治虫」展ですってよ。
南風のおかげで、サクラの花はどんどん開いています。当地でも日当たりのよいところでは5分咲きぐらいの木があります。
春に誘われるかのように、ホームセンターのチラシにもトマトやナスの苗のお知らせが。
でも、まだ早すぎますよねえ。もうちょっと我慢。
苗を入手する前に済ませておかなければならない作業がありまして、今日はちょこっとそちらを。
既成のプランターに木枠を継ぎ足して、容量を増やそうという魂胆。水増し――ならぬ、土増し工作です。
これで5センチ半、深さが増します。容量にして25~30パーセントぐらい増えるのではないかな。
土が増えれば、根もそのぶん良く伸びて作物の出来もよくなるに違いない――そう信じての工作ですが、果たしてうまくゆきますか、どうか。
夏が楽しみです。
おかげで散歩は諦めざるを得ず、本棚の整理を(少しだけ)やりました。
しかし、最近入手して棚から溢れているぶんをどうすれば良いのか見当がつかず、途方に暮れてしまいます。処分するものもあるのですが、「とりあえず、もう少し置いておこう」というのが多くて。
かといって、古い本は愛着が強く、なかなか捨てられないんですよね。スペースを見つけては押し込む作業がつづきます。
天気がまだ良かった午前中、古い木製プランターの点検をしました。
木製なので、土が触れる部分が腐蝕しています。とりわけ底の部分がひどく、ところによっては板を取り替えるしかありません。取り替えるところまではいかなくても、このままでは時間の問題というのがほとんど。
「どうしよう? 近いうちに作り替えるしかないか」と思っていたのですが、ふと思いついて、底の板を裏返してみると、まだまだきれいです。
で、全部、裏返してしまいました。このまま、あと1~2年は大丈夫。
〈ナンクロメイト〉5月号が発売になりました。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――
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