午後、文京区の
弥生美術館へ。
連休最終日ですが、都心は意外と空いているのではないかと思って出かけました。憶測は外れてはいなかったみたいで、スイスイとバイクで走れました。
奇妙だったのは、行きも帰りも環八のあたりで雨に降られたこと。通過すると雨の気配すらなくなったので、たぶんあれは環八雲に伴う雨ではなかったかと思います。
世田谷・杉並あたりで環八沿いに住む人は、今日は天気が悪かったと感じているのではないかな。我が家周辺では、朝こそ一度、俄か雨がありましたが、午後からは降りませんでした。
弥生美術館では「奇っ怪紳士! 怪獣博士! 大伴昌司の大図解展……一枚の絵は一万字にまさる……」を開催中(今月30日まで)。
〈少年マガジン〉の怪獣などの「大図解」を中心に、大伴さんの仕事を振り返る企画。
「ウルトラマン」を始めとする怪獣ものテレビ映画の放映は、私が高校生だった頃。当時はほとんどテレビを観ませんでした(「ひょっこりひょうたん島」だけは別)ので、怪獣ものには縁がないのです。〈少年マガジン〉は読んでいたので、大図解は覚えていますが、肝心の元ネタを知らないのであまり興味を持てませんでした。
しかし、今、振り返ってみると、子どもたちには凄い魅力をもつ仕事をなさっていたものだと感心します。年代がもう少し下だったら、私も夢中になっていたことでしょう。
大伴さんの晩年(といっても37歳で亡くなっているのでまだ若い)、私は大学のSF研にいたのですが、直接お目にかかる機会はありませんでした。惜しいことをした。
ごく個人的なことですが、大学時代の大伴さんが「SRの会」の活動をなさっていたことを説明する展示で、2枚の写真に牧村光夫さん(一の日会の長老)が映っているのが愉快でした。