惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

光陰如矢

2015-01-26 21:12:41 | 日記・エッセイ・コラム

 土、日と2晩つづけて外出。

 

 24日(土)は、池袋西武コミュニティ・カレッジでやっている「空想小説ワークショップ」の25周年記念パーティー。
 1991年にスタートした創作講座で川又千秋さんが初代講師。森下は翌92年から9年ばかり講師をつとめ、その後、川又さんが復帰。今は黒崎薫さんが講師をなさっています。
 四半世紀とは、長いですね。最初から出席しておられるメンバーもいて、今もお花見など楽しくお付き合いさせてもらっています。

 

 昨夜のパーティー会場は、吾妻橋たもとのアサヒビール本社ビル22階「吾妻橋ラナリータ・スカイルーム」。歴代講師と、ゲスト講師をして下さった久美沙織さん、講座参加者など27人が集まって歓談しました。

 写真は窓の外に広がる夜景。隅田川がすぐ下に見えます。

 

 

 つづく25日(日)は、古くからのSFファングループ「一の日会」の新年会。渋谷の台湾料理店「麗郷」で20人弱。

 

 こちらは結成53年目。先日、亡くなられた平井和正さんもごく初期のメンバーだったので、平井さんを偲んだりしながら。でも湿っぽくはならず。
 出席した会員には平井さんより年上の人もいるんですよねぇ。なんともはや。


2015-01-23 21:39:07 | 野鳥

 イスラム国に囚われた日本人2人については音沙汰なし。
 サッカーアジア杯、日本はPK戦でUAEに敗れる。
 白鵬関、33回目優勝の快挙。

 

 いろいろ気がかりなうちに時間が過ぎてゆきました。

 

 午後、晴天の野川公園へ。

 日当たりの良いところの白梅はつぼみが大きく膨らんで、もうすぐ開きそう。お天気が続けば、2~3日中かな。

 

 

 その下の地面ではツグミが走り回って餌を探していました。わりと足元近くまでやって来る。
 この鳥は歩いたり、走ったりするのが得意ですね。餌を取るための特技なのでしょう。もちろん、飛ぶことも。
 羽の明るい茶色と、胸の白黒の斑点が特徴。冬の草原や河原で、目を楽しませてくれます。


シネコン!

2015-01-21 20:49:47 | 映画

 我が街に11スクリーンのシネコンが誘致されるとか。

 

 京王電鉄が発表しています(リリースされた文書のPDF)。

 

 線路と駅が地下化されたことで、駅周辺の様相は激変しつつありますが、肝心の京王の駅ビル等の予定がわかりませんでした。
 が、今回、いちばん西側の区画に地上5階地下1階の商業施設が建てられ、その中にシネコンが誘致されることがわかりました。大歓迎。

 

 シネコンが好きというのではなく、歩いて行けるところに映画館ができるのが嬉しいのです。
 再来年の完成が待ち遠しい。せっせと通いたいものです。


イメージソング

2015-01-20 21:06:35 | 

 音楽CDを贈っていただきました。中尾恵子さんの『真珠の雨』。

 

 

 

 ご自身の自主制作アルバムで、全18曲が収録されています。

 そのうちの1曲はタイトルが「風の浜辺」。その昔、私が書いた短編SFのイメージソングなのです。
 短編集『コスモス・ホテル』に入っているのを読んで、作詞作曲してくださったとか。

 

 35年前に出た本なんですよ~。なんとも感無量。

 

 当時、カセットテープにアカペラで吹き込んでおいたのを、その後、音楽の勉強をなさって譜面に起こし、さらにアレンジや伴奏の技術なども身に付けて、このたび、アルバムを作って収録されたということです。情熱と持続力に感服。

 

 歌は、小説の主人公が憧れる女性の立場からのもの。別れと、新たな旅立ちの心情が鮮やかに描かれていて、「風の浜辺」という物語のテーマソングとなっています。

 

 このアルバムには他にも、梶尾真治さんの「おもいでエマノン」と新井素子さんの「ネプチューン」のイメージソングが収められていて、どちらも作品世界をうまく切り取っています。オリジナルな設定の曲もドラマチックで、歌詞・メロディーだけでなく、スケールの大きな歌声も魅力的。色々な人に聴かせてあげたい。機会を見つけなくては。

 

 中尾さん、ありがとうございました。思いがけない、そして、素晴らしいプレゼントに、胸が熱くなっています。


泣いた

2015-01-19 21:28:55 | 日記・エッセイ・コラム

 歳とると涙もろくなるというのは、男でもそうなんでしょうか。今日は毎日新聞の朝刊を読んでて2度、泣きました。

 

 1度目は「毎日歌壇」。
 宮崎市のきりしま三郎さんという方の投稿歌――

 

   闘病の妻は逝きたり「出所まで待てずにごめん」と言葉遺して

 

 何があったのか。つらい立場にいらっしゃるんですね。

 

 2度目は「おんなのしんぶん」欄の臨床心理士・宮崎美千代さんのお話。東日本大震災の直後に受けたある少女からの電話相談が忘れられないそうです。


 

 津波に流されたその少女は、丸太につかまって九死に一生を得た。丸太から離れそうになった時には、近くにいたおばちゃんが助けてくれた。その一方で、目の前を流れてゆく友だちを助けることができなかった。

 「私はひきょうですか」と、彼女は問いかけたといいます。

 

 思わず嗚咽がもれそうになりました。