惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

裏通りの店

2016-01-26 21:08:58 | まち歩き

 今日も朝は冷え込みましたが、昨日、一昨日に比べるといくぶんまし。日中は 9.1℃まで上がりました(隣町アメダス)。

 夕方、散歩していると、久しぶりに体が温まる感じ。
 野川を上流へ、武蔵野の森公園のグラウンドあたりまで歩きました。

 帰りのルート、今日は中学校の裏を通る道を。

 途中、少し心が弾む場所があります。人通りの少ない場所でやっている小さなお店。
 ひとつは沖縄伝統菓子の「菓匠・奥之浜」さん。のれんに大きく「サーターアンダギー」と染め抜いてあります。看板商品の名前。まだ買ったことがないけど、いつも気になる。

 もう一軒は、そこから中央自動車道をくぐって少し行ったところにあるパン屋さん。「メイブゥ」という名で、棚には少しずつ多種の菓子パン類が並んでいます。
 ここには入って買ったことがある。というのも、並んだ品の中に「帽子パン」があったから。
 「こんなのが東京で作られているとは!」と、目を見張ったのです。

 帽子パンは高知では有名。丸型のハットの形で、縁の部分が固く焼けてて甘い。たぶん、高知の人はみんな好き(縁だけ売ってたりしますが、邪道だと思う)。
 高知だけのパンだと思っていたので、メイブゥにあったので驚いたのでした。

 その時、ご主人に聞いた話では、神奈川の南の方で作っているところがあり、「円盤パン」とか「UFO」とか呼ばれているとか。ここでは確か「UFO」という名で売っていたと思います。味は帽子パンと同じでした。

 住宅街にポツンとあるお店ですが、きっと部活帰りの中学生とかが贔屓にしてたりするんだろうな。ネットでも捕獲されていたりします。


本屋さんにて

2016-01-25 21:21:23 | 本と雑誌

 朝の冷え込みの厳しかったこと。午前5時過ぎに最低気温 -5.6℃(隣町アメダス)。
 野菜コンテナへの水遣り用の如雨露の水が凍っていました。木切れで小突いて割り、氷の破片を捨ててから、これまた氷の張った水桶の氷を割って水を汲みました。いやぁ、寒い、寒い。

 夕方はつつじヶ丘の書店「書原」へ。
 ヴォネガット『これで駄目なら 若い君たちへ――卒業式講演集』(円城塔訳、飛鳥新社)がもう棚に並んでました。手に取ってパラパラ。いずれ買わねば。
 佐藤愛子『孫と私の小さな歴史』(文藝春秋)はかなりじっくりと。お孫さんとのツーショット写真を20年間、年賀状にしてきたという。その写真とエッセイ、カメラウーマン(佐藤さんの娘さん)を交えた鼎談も。
 奇書というか、珍書。チャンバラ、お葬式、ドラキュラと美女……よくやったもんだ。眺めているだけで嬉しくなります。これをやりたがる佐藤さんは素晴らしいが、付き合ったお孫さんや娘さんも偉い。
 「こんな本が出ていたんだ」と、ダニエル・C・デネット『思考の技法』(青土社)をめくっていたら、「思考に役立つ12のツール」とかいう項目に「オッカムの剃刀」などと並んで「スタージョンの法則」が入っていたのでビックリ。「SFの90パーセントはクズだ。だが、あらゆるものの90パーセントはクズなのだ」というアレです。
 世の中にはクズが溢れているから、そんなものを相手にして時間を無駄にしないように、ということのようです。スタージョンがこれを口にした講演の、割と詳しい内容も出ているので、いずれもっと詳しくチェックしなくては。

 結局、購入したのは次の3冊――

  • 藤井一至『大地の五億年』(ヤマケイ新書)
  • 山野井徹『日本の土』(築地書館)
  • 吾妻ひでお『逃亡日記』(日本文芸社文庫)

 最後のは、もしかしたら元の版がウチにあるかも。マンガはビニールで包んであるので中身を確かめづらいからなあ。


新都心遠望

2016-01-24 20:43:08 | 季節

 晴れたけど、寒い一日。現在(午後8時)、外気温は 0.5℃(隣町アメダス)ですって。ブルブル。

 夕方、散歩に出かける際にはネックウォーマーとニット帽を組合せ、目出し帽のような恰好をしてみました。首も耳も口や鼻のあたりも、あったかい。

 駅前を通り抜け、市の文化会館へ。例によって12階の展望室まで歩いて上りました。
 到着は日没15分前。カメラをもって、その瞬間を待つ人が3人いました。
 今日の太陽は富士の(こちらから見て)左肩のあたりに沈んでゆきました。もうすぐ頂上に沈むダイヤモンド富士が見られそう。

 日が沈むのを待って、こちらは展望室とは反対側、エレベーターホールの窓から眺めた新宿新都心方面です。

 地上から日の光は消えていますが、遠くの雲にはまだ夕映えがわずかに照っています。
 明日も晴れて寒くなるのでしょうか。今が冬のどん底という感じですかねぇ。


2016-01-23 20:28:16 | 通販・買い物

 日中、日が射さず、気温は上がりませんでした。最高気温 5.8℃(隣町アメダス)。

 夕方、家から5000歩近いところにあるホームセンターまで。
 買い物のひとつはタガネ。
 漢字だと「鏨」で、「斬る」と「金属」とが合体しています。金物や石を切ったり、割ったり、削ったりする道具。
 刃の幅10ミリの平タガネを買いました(180円)。アルミ板を加工するのに使うため。

 もうひとつ、ついでにワインも。
 最近はホームセンターも割安のワインを置くようになりました。
 買ったのはチリの「アロモ・カベルネソーヴィニョン」。828円ですが、税込み表示なのでちょっと得した気がします。コルク栓なのが嬉しいような面倒なような。


大きな切株

2016-01-22 20:40:47 | 日記

 我が家から野川までは約100メートル。かつての流れの跡らしき裏道を通るのですが、そこに生えていたソメイヨシノの巨木が伐られてしまいました。「管理上の都合で」ということで、土地を管理している市が処理したのですが、毎年、あたりが明るくなるほどに咲き誇っていただけに、とても残念。

 これがその切株。

 幅の広いところで1メートル20センチぐらいでしょうか。まるで掌のように見えます。根に近い部分の幹は一様に丸く育つのではなく、根の張るところが突出してゆくのですね。場所によっては、1年に3~4センチも外に広がったところがあります。すごい成長力。

 年輪を数えてみると60年以上経っていたようです。
 私が生まれたのとほぼ同じ頃に植えられた桜。今年はもう花も見られません。