惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

揚羽蝶

2016-04-25 20:52:22 | 動物

 朝、ゴミ出し(今日はプラ包装容器類)に外へ出ると、玄関脇の山椒の枝にアゲハチョウがぶら下がっていました。

 クロアゲハですが、♂なのか♀なのか?
 昨秋、山椒の葉を食べて育った幼虫がサナギで冬を越し、今朝、羽化したものなのでしょう。

 それにしても、チョウ(に限らず昆虫全般にいえることですが)の変態のしかたには驚くしかありません。昆虫の進化はいまだに謎だらけのようですが、いったいどういう仕組みでこのような成虫がデザインされたのか。
 不思議な気持ちで眺めたことでした。

 この写真を撮ったのは午前7時半ぐらい。1時間後に見にいったら、もう姿はありませんでした。羽根がかたまり、飛んでいったのでしょう。そしてまた、(もし♀だとしたら)山椒に卵を産みにもどってくるのでしょうか。


SF大賞

2016-04-23 20:58:51 | SF

 昨夜は飯田橋のホテル・メトロポリタンエドモンドにて第36回日本SF大賞贈賞式。

 今回のSF大賞は次のとおり――

  • 大賞 :谷甲州『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』(早川書房)
  •  〃 : 森岡浩之『突変』(徳間文庫)
  • 特別賞:牧野修『月世界小説』(ハヤカワ文庫JA)
  • 功績賞:故・生頼範義氏

 「今回の選考は大荒れでした」
 と、選考経過を報告した牧眞司選考委員は言ってました。3年やってて、こんなに意見が割れて結論が出なかったのは初めてだったそうです。
 受賞作のほかに、候補作で特に名を挙げておられたのは、高山羽根子『うどん きつねつきの』(東京創元社)でした。いずれにせよ、昨今のSF作品には傑出したものが多いんですね。

 写真は、藤井太洋・SF作家クラブ会長から功績賞を受け取るオーライタローさん(生頼範義さんのご長男)。

 バックには生頼さんの自画像。右の椅子席に座っておられるのが他の受賞者の方々です。左から、谷甲州さん、森岡浩之さん、牧野修さん。

 オーライタローさんのご挨拶によれば、生頼範義さんの最初の仕事は平井和正さんの『狼の紋章』の表紙絵。最後は、ダン・シモンズの『オリュンポス』だったそうです。全仕事約2500点のうち、3分の1がSF関係だったとか。いやあ、すごい存在感のあるイラストでした。

 今回の贈賞式で、個人的に印象が強かったのは、堀晃さんが上京して受賞者の3人を祝っておられたこと。それと、特別賞のプレゼンターを山田正紀さんがつとめておられたことでした。
 お2人ともすでにSF作家クラプを離れておられるのだなぁ……(ひとのことは言えませんが)。


黄華鬘

2016-04-21 20:44:11 | 草花

 午後になって時おり雨の降るお天気。風も強い。
 遠出の散歩はためらわれる天候でしたが、今日はどうしてもつつじヶ丘駅前のスーパーまで行かねばならない事情がありました。南国製菓の塩けんぴが特売なのです。

 高知で生まれ育ったので、芋けんぴは小さい頃から大好き。
 その芋けんぴに塩味をきかせたものと出会ったのは、4~5年前でしょうか。帰高した際に、空港の売店で売っていたのを買ったのでした。
 食べてみて、びっくり。普通の芋けんぴよりずっと深くて美味しい味なのです。わずかな塩が芋の甘みをこんなに引き立たせるとは。

 以来、我が家では芋けんぴといえば、断然、塩けんぴとなりました(とはいえ、普通の芋けんぴも食べますが)。
 その塩けんぴが安く入手できるとあっては、行かずばなりますまい。片道3キロぐらいあるので、自転車でという手段もあるのですが、雨とあっては歩くしかありません。往復、8000歩、行ってまいりました。

 写真はキケマンの花。

 ケシ科の2年草。ムラサキケマンよりやや大きな花をつけます。
 細長い花は先端が上下に開くので、動物が首を伸びして口をあけているようにも見えます。海底に似たようなのが棲んでいたような。


紫鷺苔

2016-04-20 20:59:21 | 草花

 夕方の散歩は野川公園と武蔵野公園をぐるりと。

 八重桜は今が盛りで、花の下でお花見を楽しんでいる人たちもいました。

 盛りといえば、地面に広がるムラサキサギゴケもいまが盛り。

 武蔵野公園の原っぱのあちこちでも見かけましたが、この写真は数日前にカニ山で撮ったもの。このあたりではいちばん見事じゃないかな。一面が薄紫色のカーペットのようです。
 ハエドクソウ科の多年草。

 昔は、この草の名前に違和感を覚えたことでした。「どこがコケなの? 草じゃないの?」と。
 たぶん、薄く広く地面を覆う細かいものの集まりを「コケ」といったのでしょうね。「コケ」「コケラ」「フケ」など、同類なんじゃないかな。


トマト植え付け

2016-04-19 20:46:02 | 園芸

 予定どおり、朝、トマトの苗を植え付けました。桃太郎、1株。強力米寿、2株。
 やや斜めに植えてみましたが、効果はあるのかしらん。

 夕方、散歩がてら、苗を購入したホームセンターまで。
 トマト苗はまだ残っていました。が、日当たりの悪いところへ、水分過多状態で置かれているせいか、ひょろひょろした感じで、つぼみもほとんど育っていません。早めに買って、家で管理して良かった。我が家のは、もう1段目の花が開きかけています。

 他のホームセンターでは、苗が入れ替わって、高価な接木苗しかなかったりします。出会った時が買い時なんですね。

 昨年までは、病気や連作に強い接木苗を買っていたのですが、今年は接いでないやつにしました。ミミズ堆肥があるので強気になっているのと、接木苗では土の追加ができないから。時間が経つにつれて、我が家の剪定枝腐葉土は量が減ってくるので、追加したくなるのです。でも、接木苗だと接いだところから上に土がゆくはまずいので、それができません。
 結果がどう出るかはわかりませんが、今年はこの方針でやってみようと考えてのことです。さて、どうなりますことやら。