惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

吟遊詩人

2016-11-11 21:48:04 | ひと

 明け方にはかなり強く降った雨。朝には上がったかに見えましたが、霧雨が続くような感じですっきりしません。雨が降っているというより、雨雲が地表に接しているといった方がいいかもしれない。

 そんな中、傘をさすかどうか、迷いながら散歩。さしても、顔は霧状の水滴に濡れるので、結局、ささずに歩きました。

 駅前の本屋で雑誌の立ち読み。
 〈本の雑誌〉12月号。大森望さんがピーター・トライアス『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』に星5つをつけている。この本、「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」とハヤカワ文庫SFとで同時発売され、よく売れているみたいだけど、どちらの判型で読まれているのかな。SF・シリーズ版は2000円、文庫版は上下2巻で1400円(どちらも税抜き価格)。
 〈フリースタイル〉33号の特集は「森卓也インタビュー」。この人も見事な生き方をしていますね。愛知に住みつづけ、アニメや映画、テレビなどコミカルなものをずっと追究している。
 あと、この号には「がきデカ」の単行本未収録作品が掲載されています。ナショナルのラジカセ発売に合わせたコラボ作品とかで、4ページ。とはいうものの、まさに「がきデカ」。つい笑ってしまいました。

 そのあとブックオフに寄ったら、500円CDの棚にレナード・コーエン『Various Positions』を発見。
 訃報に接した日に巡り合えたのも何かの縁と購入しました。
 高校生の頃から、カナダの吟遊詩人として知っていましたが、レコードは持っていませんでした。「電線の鳥」はラジオで聞いて、印象深かった。あとは何といっても、このアルバムに入っている「ハレルヤ」ですね。不朽の名曲というべき。
 享年82。安らかに。ハレルヤ!