昨日につづいてショートショートの話題。
友人の高井信くんが凄い本をつくりました！
『日本ショートショート出版史 ～星新一と、その時代～ 』。Ｂ６版、300ページ。
日本のショートショート集のほとんどすべてを網羅した研究書。
といっても、肩のこらない紹介になっていて、星新一さんがデビューした1957年から、亡くなった1997年はほぼ完璧に、それ以降は端折りながら、日本のショートショート出版をたどっています。
左下に挿入しているのが表紙（装幀はＹＯＵＣＨＡＮ）。バックを見ればわかるように、カラーで掲載された書影が圧巻です。よくまあここまで、と感心するしかない、みごとな蒐集結果。
高井さんの執念の成果ですね。ショートショートのことを伝えたいという熱い想いがびっしり詰まっています。
読んでよし。眺めてよし。保存してよし。読書の指針にもなります。
オンデマンド本として販売もしています（頒価3000円）。こちらから、どうぞ。
午後３時半から神田一ツ橋の如水会館で、「第２回ショートショート大賞」贈呈式（主催：キノブックス）。
その前。神保町で電車を降り、交差点で信号待ちをしていたら、将棋の藤井聡太４段がプリントされたクリアファイルを持って歩いている人を見かけました。
あんなのがあるんだ！ と、驚きましたが、今日、将棋連盟が売り出したグッズらしいですね。あっという間に売り切れたとか。
うれしそうだったな、あのお兄さん。
第２回ショートショート大賞の受賞作は次のとおり――
応募総数4578（第１回は7813）。受賞作を掲載した冊子を、今日から書店で配布しているそうです。
贈呈式後の記念写真。
前列左端から、EXILE/EXILE THE SECOND の橘ケンチさん（大賞作を朗読してくれました）、優秀賞の滝沢さん、大賞の洛田さん、優秀賞の恵誕さん、同じく長野さん、審査員長の田丸雅智さん。
後列左端から、キノブックスの古川社長、応援ゲストの三枝成彰さん（作曲家）、同じく古市憲寿さん（社会学者）、審査員の太田忠司さん、梶尾真治さん、北野勇作さん。
第３回も秋には募集するそうです。原稿用紙１～15枚。
盛り上がっているショートショートにみんなで参入しよう！
テッポウユリの茎の風折れに対する手当ては、なんとか効を奏したようです。葉っぱは萎れていませんし、花は咲いたまま。それどころか、もうひとつあった蕾も、今朝、無事、花開きました。
植物の回復力はたいしたもの。
ま、茎が折れてしまえば、以前だったら、そのままあきらめていたと思います。トマトだとか、他の植物と付き合っているうちに、何とかする方法を身につけてきたのではないでしょうか。どんどん進歩したいものです。
お昼は自転車に乗って、市の文化会館「たづくり」へ。
今日から１週間にわたって繰り広げられる「調布国際音楽祭2017」のオープニング・ミニコンサートを観て（聴いて）きました。
ガヤガヤとにぎやかなエントランスホールでのピアノ連弾。ドビュッシーとフォーレの可愛い曲でした。
深大寺の本堂でのフランチェスコ・コルティ・チェンバロリサイタルとか、山下洋輔さんのジャズピアノとか、バッハ・コレギウム・ジャパンのモーツァルトシンフォニーとか、国際的で、かつ地域的な音楽祭。楽しみです。
暑くて、風が強い。
庭でテッポウユリが咲いています。
せっかくの花なのに、今日の強風で茎が折れてしまいました。
強く折れ曲がった程度で、分断はされていない。テープで巻いて治療しました。
なんとかなると思いますが、処置している間に花に触れてしまったようで、ポロシャツの肩に黄色い花粉がたっぷり付いてしまいました。
払っても落ちないんですよねぇ。粘着性があります。
というわけで、この日記を書いている今も、右肩には黄色い染みが。明日、洗濯します。
ニュースの多い一日でした。
米国ではコミー前ＦＢＩ長官の上院情報委員会証言。英国では総選挙。そして日本では、天皇陛下の退位特別法案が成立。
「平成」は30年で終わることになりそうですね。「昭和」が長かったのでなんだか寂しい気がします。でも、今の陛下にはまだまだお元気でいらして欲しい。
夕方はひさびさにカニ山から深大寺あたりを散歩。
カニ山の田んぼは、田植えが終わったところでした。
こういう景色を見ると、あの歌を口ずさんでしまいます。
「早苗植えぇわたす～～～♪」
文部省唱歌って、日本の風土をうまく歌いあげているんですよねえ。貴重な文化遺産だ。
