昨夜(12月2日)のシカゴ先物市場で日経平均は17,780円をつけているので、今日の東京市場も大幅な株高で始まりそうだ。年末の株価がどのあたりに落ち着くか?ということは気になるところだ。CNBCによると野村證券の松村シニアアナリストの予想は17,000円-18,000円(この程度のことなら私でも言えそうだが)。また松村氏は総選挙で自民党が1議席も失わないような大勝を収めると年末株価は19,000円ということもあり得ると予想する。
先週末の共同通信による世論調査によると、自民党支持は11月の調査より2.7%上昇して28.0%で、民主党支持は10.3%に留まっている。また41.2%の人はまだ投票先を決めていないという。「選挙はみずもの」とはいうが、自公の勝利は間違いない。ただしどの程度の差で勝つか?ということになるとまだ予想はつかないと思う。
自公が勝っても、得票差があまり大きくないと株式相場にはマイナスの影響を与えそうだ。だとすれば日経平均が18,000円に近づけば当面の天井に近いと判断して良いと私は考えている。
一方ドル円為替について私は中長期的にもう少し円安・ドル高が進むと考えている。米国の企業経営者の中では向こう半年ぐらい景気拡大が持続し雇用も拡大すると考えている人が多い。米国の景気はしっかりしているようだ。
という判断に立てば、ここは日本株を高値で売って、米国株にシフトするチャンスだ。米国株も既に十分高値圏にあるが、円安ドル高が、多少の株安に対するバッファーになると私は考えている。