野田首相がワシントンを訪問中だが、これに関する米紙のニュースは驚く程少ない。少ないニュースの一つが、クリントン国務長官が「日本から100年前に贈られた桜のお返しとしてハナミズキ3千本を贈る」と発表したという話。
GWに街を散歩したり、ドライブするとハナミズキの花が咲き誇っているのに改めて「何時からこんなにハナミズキって多くなったのだろう」と軽い驚きを覚える。
約100年前当時の尾崎行雄東京市長が平和の使者として、アメリカに桜を贈りその返礼として日本に贈られたのがハナミズキ。まあ明るい花だから、頂けるなら有難く頂戴するとして、最大級の同盟国の首相が訪問しているのに、ニュースがハナミズキの贈呈だけでは余りにも寂しい。
しかし基地問題、TPP問題とtouchyな問題が多く、野田首相の命運も予測が付かないので、ハナミズキの贈呈が無難なニュースになったのだろうか?
さてクリントン国務長官だが今週は北京に行き、戦略的・経済的対話を行なう予定だが、盲目の人権活動家・陳光誠氏の処遇についても議論がなされそうだ。
ハナミズキの贈呈が話題になっている日米関係は本当に平和というべきか?あるいは問題の先送りなのか?