世の中、ふと気がついてみると主役の座が交替した、ということがある。
以前はインターネットで購読している新聞の画面をプリントするアイコンが画面の一等席を陣取っていたが、いつのまにかその席をエバーノートに譲っていたなどというのもその一例だ。
写真はWSJの画面だが、プリンターのアイコンは〇の中に隠れていて、以前プリンターのアイコンが占めていた場所にはエバーノートのアイコンが座っている。
紙面をプリントアウトする人が減ってきたのだろう。
ところで今月は二つのセミナーで「エンディングノートのデジタル化」の話をする予定だ。現在本屋で売られているエンディングノートは余命が短い人を対象としているので、「紙に手書き」ベースで作られている。
しかし歳は取っていてもパソコンを使うことができる人には、「紙に手書き」することはかったるいだろう。
また住所録などは既にデジタルデータを持っている(年賀状ソフトなど)場合も多い。それらのデジタル資産をエバーノートのようなデータ蓄積アプリケーションにまとめておけば簡単にエンディングノートを作成することができる訳だ。
そして必要に応じて、プリントアウトすれば良い。またパートナーや家族とエバーノートを共有することで「エンディングノート」を共有することができる。
さらには「エンディングノート」を、より前向きの「スターティングノート」に活用することも可能だ。
さて私の提案が広く受け入れられて、紙のエンディングノートがデジタル・エンディングノートに主役の座を譲る日はいつか来るのだろうか?
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