金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

確定申告は体と家計の健康状態を見直すチャンス~シニアにとっては

2024年02月05日 | ライフプランニングファイル
 先日e-Taxで確定申告を終えました。昨年の医療費が20万円弱あったので10万円を差し引いた10万円弱が医療費控除になり、この金額×税率が還付金になります。
 支払った医療費に較べると還付金の割合は1割程度ですから、微々たるものです。医療費は少ないに越したことはないのです。しかしシニアになってくると医療費はどうしても増えていくものです。たとえば歯が悪くなるとか腰や膝が痛くなるとか痛いところが増えますね。駅前の整形外科などシニアの方で一杯です。
 さて1年間に支払った医療費を自分と家内について利用した病院・薬局別に集計したところ次にようなことが分かりました。
①支払医療費の金額はたまたま夫婦ほぼ同額
②家内については歯医者と整形外科への支払いが多く、私は生活習慣病関係と歯医者の支払いが多かった。
 私も家内も日々の運動量(たとえば歩く歩数など)は世間一般の基準を超えていますし、歯の定期健診に通うなどそこそこ健康には気を使っています。もっとも私の場合は飲酒量が多いという問題があるのですが、家内の場合はそのような問題はありません。
 私については休肝日を増やす等生活習慣の改善余地があるのですが、家内の場合はほとんどないと思います。
 ということは医療費については、今後増えることはあっても、あまり減ることはない(痛いところや悪いところを我慢して治療を受けないとQOLが低下する上、あとで医療費が高くなることが多いと思います)と考えるべきなのでしょうね。
 高止まりする医療費にどう対処するか?
 方法は2つです。一つは旅行など裁量的支出を抑えること。もう一つは収入を増やすことですが、シニアの場合はお金に働いて貰うことが中心になるでしょう。一時老後資金に2千万円必要という話が話題になりましたが、もし2千万円を年間1%で運用すると20万円になりこの事例の医療費を賄うことになります。
確定申告特に医療費の還付請求は、体と家計の健康状態を考えるチャンスだと思いました。
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