ボランティアで教えている日本語レッスンに「本格的に日本語を勉強したい」というデンマークの青年がやってきました。
本人は昨年10月に来日し、しばらく日本語学校に通っていたのですが、今は自習中心のようです。本人は日本で英語教師をしながら、日本の大学で経済学を勉強したいということです。経済学を勉強するのであればアメリカかイギリスの方が良いとおもうのですが、本人は「日本は治安が良くて安全」「東京は活気がある」「日本文化に興味がある」から日本が良いと言っていました。また英語という特技を活かす場所として日本は良いと思います。
さて本人の本気度合いを見ながら、今回は「有償ベースの日本語レッスン」も提案してみたいと考えています。本人が住んでいる場所が私の家に近いということもありますので。
本人の日本語力は英語を交えながら話をすると何とか話が通じる程度ですが、語学教師をしているだけあって文法面の押さえ方はしっかりしているようです。逆にいうとこちらも文法面のルールをきちんと説明していかないといけないことになります。
そこで説明資料作りなどで活用するのが、エクセルやGoogleのスプレッドシートです。エクセルもスプレッドシートも同じような機能を持っていますが、少し守備範囲に違いがあります。たとえば一連のセルに入れている単語を関数を使って翻訳するのであれば、スプレッドシートのGOOGLETRANSLATEという関数が便利です。エクセルにはこのような関数はありません。一方漢字や熟語をカタカナ(簡単な操作でひらがなにもできます)に変えるにはエクセルのPhonetic関数という関数を使います。
またChatGPTを使うと一連の日本語(たとえば日月火・・・など)を一括して「音読み」「訓読み」「英語訳」の表形式にすることもできます。
ChatGTPは事実については時々間違うことはありますが、言語処理はしっかりしていますので、そのベースになっている正しい文法にそった言語処理能力はしっかりしていると言えます。
有償ベースのレッスンを始めよう、と考えている理由はお金ではありません。レッスン料などわずかなものです。ただ有償となると教える方も教わる方も真剣になるでしょうし、教え方・学び方にもIT技術を取り入れた効率化が図られるはずです。
さてこの試みがうまく行くでしょうか?それはここ数回のお試し期間中に生徒さんがDX型の日本語学習をどう評価するかにかかっているでしょうね。