今週は大学山岳部時代の同級生と滋賀県のグランスノー奥伊吹でスキーを楽しみ、夜はトランプ遊び(主にページワンと大富豪)を楽しみました。
トランプに詳しく音頭を取ってくれたのは、心理学の名誉教授のMさんでした。
Mさんはページワンに難しくする色々なルールを導入し、高度な戦術を導入するので結構頭を使いました。
旅が終わってからふと考えたのですが、心理学者のMさんはひょっとすると「体と頭を使うことで認知的予備力を高める可能性がある」と考えていたのかもしれません。
認知的予備力とは平たくいうと「脳は筋肉と同じで使えば使えば使えるようになるが使わないとどんどん力が失われる」という考え方です。
そして脳は加齢や病理的ダメージで機能が低下するが、それを補う潜在的な能力が認知的予備力Cognitive Reserveとか脳の予備能Brain reserveと呼ばれるものだという考え方があります。
認知的予備力は、健康な食事・ストレスの回避・適度な運動・適切な睡眠・脳のトレーニング・血管疾患の回避などにより高められるという神経心理学者は多いと思います。
この点から考えると旧友とのスキーとトランプの旅は認知的予備力強化に資する旅だったといえると思います。
まず気心のしれた中なので一緒にいてストレスを感じることがありません。スキーは適度な運動としては最高でしょう。トランプ遊びに熱中すると脳のトレーニングになりますし、お酒の量が減ります。
年に1,2度このような旅があると良いな、と思いました。