昨日(2月1日)米国株は大幅に反発した。
1月のFOMCの後のパウエル連銀議長の発言から金利引き下げ時期が先延ばしになるだろうと判断した投資家は大きく売り込んだ。
1カ月前の時点ではトレーダーたちは連銀が3月に利下げを行う確率は90%近いと織り込んでいいたが、現在ではその確率は40%に低下している。
昨日株価が大幅に反発したのは、売り込み過ぎというオーバーリアクションに対する反動が大きい。
ダウは昨日1月末の下げを完全に取り戻し高値を更新した。S&P500とナスダックはまだ下げを取り戻していないが、先物市場を見るとそれぞれ上昇しているので、じりじりと回復していくと期待している。
時間外取引を牽引したのは、好決算と初めての配当を発表したフェイスブックの親会社Metaだった。また同社は500億ドルの自社株買いプログラムを承認した。同社株は発表後14%上昇。また好決算を発表したアマゾン株も7%上昇した。
FOMCやIT大手の決算発表で振幅が予想された週も半ばは終わり、今日の雇用統計発表を待っている。ダウジョーンズの予想では、1月の非農業部門雇用者増は185千人で失業率は12月より0.1%高い3.8%となっている。