2月は残すところ今日1日ですが、株式市場では随分売り叩かれましたね。
私もそうですが、米国株特にIT関係の株を持っている人は、株安とドル安のダブルパンチを食らっていると思います。たしかにIT銘柄はAIブームの中で買われ過ぎました。株式投資の対象としてはしばらくAIは妙味が薄れていますが、働いている人のスキルアップの対象としてはAI技術はmustの技術だと思います。
しかしスキルの専門家はAIの時代に必要な技術は、むしろある種のヒューマンスキルだと述べています。
世界最大のプロフェッショナルSNS・LinkedInのアニーシュ・ラーマン経済機会責任者が「AI時代に必要なスキルはCで始まる5つのスキル~創造性creativity、好奇心curiosity、勇気courage、思いやりcompassion、コミュニケーションcommunicationだ」と述べているという記事がCNBCに出ていました。
記事の題名は'The knowledge economy is on the way out.' These are the skills workers need in the age of AI,says LinkedInです。
記事によると「知識経済」は衰退に向かい「イノベーション経済」の時代に入ります。長い農業と工業の時代では身体的能力が仕事能力の決め手で、知的能力が仕事能力の決め手になったのは、ここ数十年の話に過ぎません。
でもその知的能力(あるいは知識能力)と呼ばれるものは今急速にAIに取って代わられようとしています。たとえば外国語の翻訳などもAIを使えば簡単に行うことができます(もっともある程度その外国語の知識がないと誤訳リスクはあります)。
昔に較べると「翻訳」という知的能力の価値がかなり減っているということができます。
そんな中求められるスキルは、イノベーションに結びつく創造性などのスキルだというのが、LinkedInの主張です。
著者は以前は「ソフトスキル」と呼ばれていたこれらのヒューマンスキルがテクニカルスキルと同様に「ハードスキル」になりつつあると述べていました。
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