私のLife Planning Holder(LPH)構想というのは、色々なイベントに合わせて自分を取り巻くデータをデジタル化して効率良く管理することを出発点にしている。
例えば年末には年賀状の住所録を整理しながら、交友関係の記録(親密度や関係など)を整備していくという具合だ。この時期は確定申告の時期であり、確定申告に関わる手順や確定申告の記録をLPHに保存しておく良い機会である。そして前年度の支払保険料を見ながら、保険の見直しを考えるなど色々な収支の見直しの機会にすることもできる。
また少々面倒なことを自分で解決しながら、税金の世界を垣間見たり、世の中のIT化に自分を適応させていく機会でもある。
私は数年前からe-taxを利用しているが、慣れるとe-taxでの申告は30分程度の作業で終わってしまう。今年も大体その程度で済んだが、税務署に送信というところで少し手間取った。何が原因か?というとjavaのセキュリティが厳しく、e-taxサイトを「例外的にアクセスするサイト」にjavaで設定する必要があったことだ。
Windowsの場合、java設定に至るには、デスクトップからコントロールパネルを開き、プログラムからjavaの設定を立ち上げる。そして「セキュリティ」タブを開いて、e-taxのURLを入力・・・という作業が必要なのだ。こんなことは滅多にしない作業なのでこちらに30分位時間を取られ、今年は合計1時間の作業になったが、今日の晩飯前には終了した。
私は今年の目標の一つとして「事務処理的なことはできる限り前倒し」「判断を要することは判断材料が揃うまでできる限り後倒し」ということを設定している。私の確定申告はほとんど判断を必要としない「事務処理」なのでかなり前倒しで処理をした(e-taxは1月13日から24時間受付)。
「事務処理を前倒し」にする習慣を身につけることは、色々な点でメリットがある。第一に「やらねばならないことがある」という精神的な負担を軽減する。次に前倒しで処理を行っておくと万一手違いがあった場合でも、リカバリーをする時間があることだ。第三に「第三者への返事」などの場合は相手の負担を軽くして感謝されるということだ。また少々セコイ話だが、確定申告をして税金が戻る場合は早く申告すると早く税金が戻ってくる。「時は金なり」なのだ。もっともこの低金利の時代、少々早くお金が戻ってきても大したカネにはならないだろうが。
LPHに話を戻すと私はクラウド上のフォルダーの下の階層に「26年度確定申告」と名前をつけて確定申告の控(PDF)などを保存している。こうしておくと来年の確定申告を作る場合も簡単だ(前年度の株式譲渡損失などを簡単に調べることができる)。
以上のよなことから確定申告という少々煩わしい作業も考え方次第では、Life Planningを実践する場にすることもできると私は考えている。
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