金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

悪徳商法の影に秘密の印あり?ウソかマコトか?

2014年03月17日 | うんちく・小ネタ

今日(3月17日)消費者庁が発表したところによると、昨年1年間で訪問販売など消費者被害の金額は6兆円にのぼり被害件数は1,010万件になるという。6兆円という金額はGDPの1%強で日本の国防予算にほぼ匹敵する金額だ。

だが驚くのは金額よりも被害件数の1千万件という数字だ。これは国民13人に1人の割合。悪質商法の対象外と思われる子どもを除くと、10人に1人程度、3,4世帯に1世帯程度の割合で被害にあっている勘定だ。だが私の周りでは悪質商法の被害にあったという話は聞いたことがほとんどない。

どうも被害に合う人は一人で何回も被害に合っているようだ。少し前に山岳会の後輩のNさんから聞いた話だが、悪質商法を手掛ける連中の間では、引っかかりやすい人の家に仲間内だけでわかる目印をつけて、その家を狙って攻めているという。だから高額な布団を買わされた家は、次にシロアリ駆除業者に狙われ、次に新聞集金詐欺に騙される・・・という負の連環にはまるということらしい。

アラビアンナイトのアリババと40人の盗賊の中に盗賊たちがアリババの家に印をつけて襲う準備をするという挿話があるが、それを思い出すような話だ。

家の外回りのどこかに悪質商法仲間だけがわかる目印をつけておくという話が本当なのかまやかしなのか私には分らない。しかし1人で複数回被害に合う人がいるというのは事実だから「あの人は、あそこの家は騙しやすい」という情報が、悪質商法仲間の間で共有されていることは間違いないことだろう。

幸いなことに我が家にはほとんど訪問販売はやってこないが、もし頻繁に怪しげな訪問販売がくるような事態になれば、家の周りを調べて変な印がつけられていないかどうか調べてみようと私は考えている。

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