国立天文台によると今年の中秋の名月は昨日(9月17日)でした。「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指すそうです。
旧暦では7月から9月を秋としているため、8月15日はちょうど秋の真ん中にあたる訳ですね。つまり中秋は秋の真ん中という意味だそうです。
ところで昨日外国人に日本語を教えているとき、「9月はもう秋じゃないんですか?」という質問がでました。
「日本には四季がある。3月から5月が春で、6月から8月が夏。9月から11月が秋で、12月から2月が冬」ということです。
でも9月に入っても夏日(最高気温が25℃以上の日)どころか真夏日(最高気温が30℃以上)が続いているので、とても秋とは感じられませんね。
現在の東京の感覚では「夏は6月から9月」で「秋は10月から12月の初旬」「冬は12月の中旬から2月」「春は3月から5月」というところでしょうか?
もっとも5月にも夏日やときと場所によっては真夏日が発生しています(今年5に東京では9日連続の夏日を記録)。
こうなると夏は5月の下旬から始まるという説もでてきそうですね。地球温暖化に伴い、日本の夏の期間が広がり、秋や春が短くなる傾向にありますね。
中秋の名月という言葉もやがて晩夏の月に変わっていくかもしれません。
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