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最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

【台北旅行②】左岸八里サイクリング行

2011年04月12日 | 旅行記

4月10日日曜日晴。台北3日目、この日は淡水方面を散策する予定だ。最初に淡水の左岸で貸し自転車に乗り、その後船で淡水に渡るという計画だ。まずホテルから15分弱歩いてMRTの忠孝新生駅に向かった。ここで地下鉄一日乗り放題の「一日票」を「One day pass」と言って購入した。一日票は150元だが、50元のdepositをが必要で最初に200元を支払った。この日は何回かMRTに乗る予定なので、一日票を購入したが、複数日に渡ってMRTやバスを乗り回す予定であれば、「悠遊カード」Easy cardを購入する手があった。大雑把に1元3円で換算すれば100円か200円程度の違いなのだろうが。

忠孝新生駅からは蘆洲線に乗り、民権西路駅で淡水線に乗換え関渡駅に向かった。関渡駅からバスで左岸公園を目指す。バスの番号はインターネットやパンフレットなど情報源毎に異なったので、バス停で自分の目で確かめるのが一番だろう。休日は20分に1本程度の間隔でバスは来る。

ところがバスに乗るところで問題発生。僕は「一日票」がバスもカバーするものだと勘違いし、Suicaのようにかざしてバスに乗り込んだ。ところが運転手は「料金不足」(のようなこと)言う。「困ったなぁ」と思った時後ろの日本語が分かる若い男性がワイフと二人分の料金30元をサッと投入して呉れたので助かった(もちろん30元はすぐ返した)。

バスという乗り物は言葉ができない外国人には手強い乗り物だ。いや外国でなくても地理に不案内な国内の町でもバスは苦手だ。バスは地理に不案内な人間を想定していない乗り物だからだ。

さて乗り込んだバスだけれど「左岸海岸」や「八里公園」といった観光地を目指す人の姿は見当たらず、オジチャン、オバチャンらが日常の足として使っている感じで「左岸海岸」のバス亭で降りられるかどうか心配になり、ずっと道路標識などをにらんでいた。ワイフが目敏く「左岸海岸」の看板を見つけ無事下車。乗車時間は約20分だった。

下車すると貸し自転車屋のお兄さんが中国語でまくし立てながらやってくる。「自転車借りるならここだよ」などと叫んでいるようだが、これは民間の貸し自転車屋だ。

昔東松山の森林公園で自転車を借りた経験から判断すると、民間の貸し自転車屋より公営の貸し自転車の方が良い(値段は安く、自転車の質も高い)のでここは断り、公営(らしき)の貸自転車屋を探すと埠頭の少し南側にそれらしき看板があった。(公営?貸し自転車屋は写真の建物の南側にある)

貸自転車屋のお兄さんは英語・日本語とも達者でなく、当方も英語はおぼつかなく中国語は全く駄目という状態だが話は通じ、僕もワイフも「淑女車」と呼ばれるママチャリを借りた。貸出する自転車の種類は数種類ありスポーツタイプ(クロスバイクなどか?)の多段変速車となるとかなり高い。

僕の中には「自転車王国の台湾まで来たのだから、クロスバイクでも借りて軽快に飛ばそう」という気持ちもあったが、ワイフと一緒なのでママチャリにする。ママチャリは1時間25元(約75円)と大変安い。なお自転車を借りるにはパスポートを預ける必要がある。

借りた自転車で淡水河畔の自転車専用道路を北上し「十三行博物館」を目指した。淡水河の川幅は広く湿気が高いので、対岸の淡水方面はかすんでいる。

左岸公園は自転車道・遊歩道が完備してカップル・家族連れ・グループで遊びに来ている人が多い。時々4人乗りの自転車を眼にすることもあった。ただしそれ程スピードを出している人はいないようだ。日本でいえば多摩川をバンバン走るようなシリアスなサイクリストはどこを走っているのだろうか?

「十三行博物館」に行ったものの、自転車置き場がはっきりししない上貸自転車に鍵がないので博物館へ入るのは止め左岸海岸に戻った。今度は反対側つまり河岸の自転車道路を南に向かうが、直ぐに「左岸八里波止場」の屋台街に出くわす。人が自転車道の上にも溢れている(自転車専用道はどこに行ったのか?)ので、暫く自転車から降りて押して歩いたが、その内自転車熱が冷めて引き返すことにした。

時計を見ると今返すと1時間で済むので自転車を返すことにした。少し物足りなかったが「淡水でサイクリングを経験する」という目的は果たすことができたので、今回はここで切り上げ。二人で50元のレンタル料を払い僕らはフェリー乗り場に向かった。以下は次のブログで。

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