昨日(5月6日)発表された米国4月の雇用統計は引き続き好調なものでした。
4月の非農業部門雇用者数は428千人で12カ月連続で40万人を超えています。
失業率は3.6%で前月と変わらず、時間給は前年同月比5.5%アップしています。
コロナによる中国でのロックダウンやロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーや穀物価格の上昇といった景気のマイナス要因が世界中に押し寄せて、不確実性が高まっている中、アメリカの雇用市場だけが突出した強みを見せています。
今年1月から雇用が最も伸びているのは、レジャー&宿泊産業です。これはコロナウイルス禍で抑制されていた人々が外食や旅行に戻り始めたからです。
日本でもこのゴールデンウィークはかなりの人出でしたし、政府が考えているように外国人旅行客の入国制限を来月から緩和すると観光産業に潤いが戻ってくるかもしれませんね。
ところで私は来週末から1週間ほど娘や孫の顔を見るためにニューヨークに旅行する予定です。円安ドル高に加えて、米国のレストランでは値上げが続いているという話を耳にします。旅行環境としては最悪ですね。
しかも好調な雇用環境がインフレを加速すると懸念する連銀は更に利上げを加速するのではないか?という懸念が投資家に広がり、株価は続落でした。
レジャー出費能力が低下している中での旅行は辛い気がしますが、今後ますます円安が続く可能性もありますから、行くべき時に行くのが良いと判断しました。
たまには景気の良い国の風に当たるのも良いかもしれませんね。
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