充実したシニアライフを送るためには、その人に相応しい資産運用が必要です。なぜなら資産運用は資産寿命を延ばすとともに資産運用に関心を持つことは、世界の動きに関心を高めるからです。ただし株式など相場で運用する資産は価値が日々変動します。その日々の値動きが気になりすぎる(資産価値が下がると狼狽し、資産価値が少し上がると利食いしたくなる人)は資産運用には不向きです。また欲深すぎる人も資産運用には不向きです。現在のような超低金利環境では年間の運用利回り目標を3%から4%に設定するのが妥当です。
自分は他人に先回りして、成長する会社を見つける能力があるなどと自信過剰な人も資産運用には向いていません。長い間株式投資をしていると「良い買い物をした」経験も何度かあるでしょうが、それは運が良かったからかもしれません。
以上のように考えると資産運用のコアは「パッシブ型の分散投資」として委託手数料や信託報酬をできるだけ抑えることを基本にし、経験やリスク耐性に合わせて気に入った個別銘柄を長期で保有するというのが良いでしょう。
この場合スマートフォンは「必須のツール」です。なぜなら委託手数料等を抑えようと思うとインターネット取引を行う必要がありますが、口座開設段階から身分証明書の撮影と自分の顔写真の撮影のためスマートフォンが必要になるからです。
次に取引を始めた後の時価チェックや追加入金等もパソコンよりスマートフォンの方が迅速にできるのです(例えば指紋認証を登録すると口座番号+パスワードの入力より早くアクセスできます)。
また隙間時間で内外の情報を収集する点でもスマートフォンの利用は必須でしょう。
ただし便利なことは両刃の剣にもなります。取引サイトにアクセスが簡単だからといって頻繁な売買は避けるべきです。頻繁に売り買いしていると資産運用を行っている気分になるかもしれませんがそれは気分の話。実際の儲けは長期保有から生まれます。
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