WSJによると、人手不足に悩む米国企業が、採用条件の緩和に動いている。
簡単に言うと学歴や業務経験に関する採用条件を大幅に緩和する動きだ。
例えばエントリーレベルの採用条件に3年以上の業務経験を求める企業は2012年には29%あったが、現在では23%に低下している。
学歴条件を緩和する企業も増えている。ある玩具メーカーは修士コース卒業者向けのマーケッティング業務を細分化して、アシスタントレベルから
マーケッティング業務に携わるように人事方針を変えた。
このような動きはDown skillingと呼ばれている。
日本語で何と呼ぶのかは知らないが、同じような現象は日本でも起きている。人材確保に悩むIT業界では、パソコンのキーボードを操作できない大学生でも
採用しているという話を聞いたことがある。
景気拡大の持続とベテラン社員の大量退職時代は学歴と職歴が乏しい若者にも大きなチャンスを提供しているようだ。
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