金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

今、本を買うならヨドバシが得だ

2015年06月17日 | デジタル・インターネット

本は今まで大体アマゾンで買っていた。ところが数日前に送られてきたヨドバシカメラのメンバーマガジンを見ると期間限定ながらヨドバシカメラで本を買うと10%のポイント還元サービスを行っている(6月1日~6月30日)

アマゾンの現在のポイント付与率は3%。記憶では以前は一般的な書籍購入にはポイント付与はなかったような気がするが、ヨドバシカメラが3%のポイント還元を行っているため、対抗上ポイント付与を行っているのだ、と思う。

そこで今度は期間限定ながら、ヨドバシが10%ポイント還元の攻勢をかけたのだろう。消費者としてはこのような競争は大歓迎だ。

だけど街の本屋さんはますます苦労するだろうな、と思った次第。

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【イディオム】Steamrolling 強行採決は選挙民を離反させる

2015年06月16日 | 英語・経済

今日(6月16日)の読売新聞朝刊によると、政府与党は安保関連法案の今国会での成立を目指し、国会の大幅会期延長を決めた。この記事を読む前にWSJを読んでいると、Japanese Legal experts criticize Abe's defense push「日本の法律専門家たちは阿部首相の安保法案ごり押しを批判」という記事にであった。

記事は「安倍首相は4月の訪米時に双務的安全保障条約bilateral security agreementにおいて日本が今までより責任を担うことを可能にする法案を夏までに通過させると米議会の前で約束したがその期限まで数週間と残すばかりとなった」「しかし専門家たちは、安倍政権を全般的には支持する専門家さえ、議論の多い法案を強行採決steamrollingすることは、選挙民の反感を買う可能性があると述べている」と報じていた。

Steamrollとは「蒸気ローラーで平らにする」という意味だが、転じて「強い力で圧倒する」という意味で使われる。Steamrollingと名詞になると「強行採決」という意味だ。

読売新聞の報道が正しければ、強行採決という事態は避けられるかもしれない。安倍政権を支持し、そして安保関連法案を支持する人(私のその一人なのだが)でも、何故議論を尽くさず強行採決をするのか?ということに疑問を感じる人は多いはずだ。その答えが「訪米時に米議会で夏までの法案可決を約束してきたから」では納得できない人が多いだろう。

ただし議論は時間をかければ良いというものではない。良識ある人たちが「なぜ安保関連法案を今立法する必要があるのか?」という問題の本質について、本音のところを理解する必要があると私は考えている。その一つがWSJがいうBilateral security agreementだ。米国は安保条約は双務的なのだから、日本がもっと防衛問題に踏み込まないと米国は中国などの潜在的脅威に対して、日本を防衛することができない(公的に明言したかどうかは別として)とシグナルを送っていることを理解することが重要だ。

その理由は中国の経済力・軍事力が強くなっていることに加え、シェール革命で原油生産力が高まった米国にとって長期的には中東産油国への依存度が低下し、東アジアのシーレーン防衛の意義が低下していることがあると私は感じている。

安保関連法案の審議に専門家の意見を求めるのであれば、憲法学者の意見に加えて、国防問題の専門家(入ればの話だが)も合わせて聞く必要もあるのだろう。

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雨の中の登山、辛いけれどご褒美が大きいことがあります

2015年06月16日 | 

先週登ってきた九重連峰の旅行記を前から依頼されていた某NPO法人の雑誌に投稿しました。

投稿してすぐ、写真好きの同法人の編集者から「雨の後の坊がつるの写真は良いね。同じアングルから晴れた時撮った写真は見たことがあるけれど、雨上がりの方が数段良い」と褒められ?ました。

こちらは意図して美しい写真を撮ろうと思った訳ではなく、たまたまその時の風景を撮っただけなのですが、写真愛好家の方には「良い」写真と写ったのでしょう。

このような写真は私のように登山主・写真従の山屋には狙って撮れるものではありません。そぼ降る雨の中を九重連峰最高峰の中岳に登ったご褒美だったと思います。

登山はどこか人生に似ていると思いました。努力をしているとたまには予期せぬご褒美があるという点で(もっともご褒美のないことの方が多いのですが)。

 

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雨上がりの久住山と中岳へ~大分の山(3)

2015年06月15日 | 

6月14日(日曜日)今日は今回の登山の最終日で久住山に登る予定の日だ。しかし昨夜の天気予報通り夜来の雨が降り続いている。一瞬雨を言い訳にして坊ガツルに戻り、雨ケ池越えで長者原に戻るという案も頭に浮かんだが、飛行機便が夕方なので、とりあえず諏蛾守越ルートを登ってみることにした。予報では昼から天気は回復するので、回復すれば久住山に登ろうという狙いだ。

法華院温泉の朝食は6時半。天気が良ければ朝食前に出発したいところだが、やや遅めの7時22分の出発となった。諏蛾守越に向かう登りは最初が急登だ。だが雨の登りは意外にペースがはかどり、40分ほどで諏蛾守越下に到着した(コースタイムは1時間半ほど)。

諏蛾守越の下北千里浜から法華院温泉方面を見ると右手にサルの形をした猿岩が見える。その向こうの山は昨日登った大船山だ。雨は小降りになり稜線も良く見えるので、久住山に登ることにした。

8時53分稜線(久住分かれ)到着。久住山は目の前である。9時28分久住山(1,786m)到着。

目の前に北千里浜と三俣山が見える。

東に目を向けると一昨日登った由布岳が見えた。

南を見ると雲海の中に阿蘇山が見えた。深田久弥の「日本百名山」によると「九州で一番高いには九重山。九重山は山群の総称であってその主峰は久住山」とある。しかし九重山の最高峰は久住山ではなく、その隣の中岳(1,791m)である。中岳に登るのは時間的にやや厳しいと思っていたが、ここまでくれば頑張って九州本土最高峰に登らない手はない。久住山を駆け下りて、御池の淵をたどって中岳に向かうことにした。御池に荷物をデポして中岳頂上に到着したのは10時16分。

中岳頂上からは久住山頂上からは見えなかった坊ガツルが見えた。感激。

平治岳そしてその向こうには由布岳の双耳峰が見える。

西に目を向けると御池と今登ってきた久住山が見えた。

御池の東側には天狗ケ城という岩峰がある。

中岳→天狗ケ城の縦走もできるが今回は時間がないので割愛した。

10時53分久住分かれ。

11時38分諏蛾守越通過

12時38分長者原到着。

車で数分走り、星生温泉で汗を流した。この温泉は露天風呂あり、冷たい鉱泉あり、打たせ湯ありで素晴らしい。

入浴後列車で大分に行くというSAさんを豊後中村の駅に送り、高速道路で福岡空港に向かった。レンタカーを返却したのは4時前。空港でチェックインしてSEさんと生ビール小を飲んでいると羽田行フライト(17時10分)のチェックインタイムとなった。

最後は少しバタバタしたけれど実に充実した3日間の大分の山旅だった。

 

 

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坊ガツルから平治岳・大船山へ~大分の山(2)

2015年06月15日 | 

大分の山二日目は坊ガツルから平治(ひいじ)岳から大船山(たいせんざん)を登り、法華院温泉に泊まるというコース。大分の山は地名の読み方が独特でワードの転換が簡単に進まないことが多い。平治岳を「ひいじ」と読むのもそうだし、平治岳と大船山の間の峠・大戸越を「うどんごし」と読むのもその一つだ。そしてその変わった読み方の中に九州の山の雰囲気を感じる。

「今日は午後3時ごろまで天気は持つでしょう」という飯田(はんだ)ヒュッテのマスターの言葉を頼りに、朝飯の代わりに弁当を作って貰い宿を早めにでることにした。5時45分頃長者原(ちょうじゃばる)の駐車場到着。5時54分登山開始。

朝の天気は晴。長者原の草原の向こうに三股山(左)と硫黄山(登山禁止)が見える。写真右の石碑は「筑後川源流の碑」だ。九州の大分水界は九重連山の東の黒岳から大船山・久住山とつながり、その南側の水は大分川や大野川となり別府湾にそそぎ、北側の水は筑後川となり、有明海にそそぐ。今回の山旅は九州の大分水界の一部を歩く旅でもある。

さて長者原の標高は1,030mほど。ここから樹林帯の中を登り、標高1,320mの雨ケ池に7時11分到着。

目の前に見えるのは指山(1,449m)だ。雨ケ池から緩い道を下っていくと坊ガツルの湿原が見えてくる。

坊がつる賛歌では「四面山なる坊がつる」♭と歌われているが、川が流れていく北側はやや開けていて山影は遠い。写真は南側を撮ったもので、真ん中が九重連山(そして九州本土)最高峰の中岳である。7時55分坊ガツル到着。

坊ガツルの炊事場で即席ラーメンの朝食。8時30分登山開始。平治岳に向かう登山道はぬかるんで歩き難いところがある。路傍に小石の山があり「登山者の方は石を運んでぬかるんだところに埋めてください」と書いてあった。

途中ウツギの花が咲いていた。

9時27分 大戸越(うどんこし)到着。リユックをそこに置いて空身で平治岳(1,643m)を往復することにした。

平治岳の山腹にはところどころミヤマキリシマが咲いている。

しかし残念なことに「山紅(くれない)に燃ゆる」というには程遠い。10時9分頂上到着。平治岳の登りは一ヶ所岩場があるという中々急なものだった。平治岳の登山道は「登り専用」「降り専用」に分かれている。降りルートは岩場がなくサクサク降ることができた。10時41分大戸越に戻り、リュックを担いで北大船の登りにかかった。登り出してしばらくすると雨が降ってきたので、雨具を着る。北大船の登りは、最初は灌木の中の急登で中々きつい。傾斜が緩んでくると木々が低くなり、時々見えるミヤマキリシマが心を和ませた。

今回見たミヤマキリシマの中で一番きれいだと思ったのは写真の北大船山頂付近の花だった。11時48分北大船頂上。11時52分北大船と大船山のコル・段原(だんばる)に到着。昼食。

細かい雨の中に大船山の頂上が見えた。九重連山は同じような高さの山が割拠しているが、それぞれの山はかなり個性的な風貌と眺望を持っている。主峰・久住山と登山者の人気を二分する大船山の姿は堂々としている。12時31分大船山山頂。12時50分段原に戻り、13時57分坊ガツルに到着。少し休んで法華院温泉に到着したのは14時17分だった。

法華院の温泉につかり冷えた体を温めるとビールが美味かった。

 

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