6月14日(日曜日)今日は今回の登山の最終日で久住山に登る予定の日だ。しかし昨夜の天気予報通り夜来の雨が降り続いている。一瞬雨を言い訳にして坊ガツルに戻り、雨ケ池越えで長者原に戻るという案も頭に浮かんだが、飛行機便が夕方なので、とりあえず諏蛾守越ルートを登ってみることにした。予報では昼から天気は回復するので、回復すれば久住山に登ろうという狙いだ。
法華院温泉の朝食は6時半。天気が良ければ朝食前に出発したいところだが、やや遅めの7時22分の出発となった。諏蛾守越に向かう登りは最初が急登だ。だが雨の登りは意外にペースがはかどり、40分ほどで諏蛾守越下に到着した(コースタイムは1時間半ほど)。
諏蛾守越の下北千里浜から法華院温泉方面を見ると右手にサルの形をした猿岩が見える。その向こうの山は昨日登った大船山だ。雨は小降りになり稜線も良く見えるので、久住山に登ることにした。
8時53分稜線(久住分かれ)到着。久住山は目の前である。9時28分久住山(1,786m)到着。
目の前に北千里浜と三俣山が見える。
東に目を向けると一昨日登った由布岳が見えた。
南を見ると雲海の中に阿蘇山が見えた。深田久弥の「日本百名山」によると「九州で一番高いには九重山。九重山は山群の総称であってその主峰は久住山」とある。しかし九重山の最高峰は久住山ではなく、その隣の中岳(1,791m)である。中岳に登るのは時間的にやや厳しいと思っていたが、ここまでくれば頑張って九州本土最高峰に登らない手はない。久住山を駆け下りて、御池の淵をたどって中岳に向かうことにした。御池に荷物をデポして中岳頂上に到着したのは10時16分。
中岳頂上からは久住山頂上からは見えなかった坊ガツルが見えた。感激。
平治岳そしてその向こうには由布岳の双耳峰が見える。
西に目を向けると御池と今登ってきた久住山が見えた。
御池の東側には天狗ケ城という岩峰がある。
中岳→天狗ケ城の縦走もできるが今回は時間がないので割愛した。
10時53分久住分かれ。
11時38分諏蛾守越通過
12時38分長者原到着。
車で数分走り、星生温泉で汗を流した。この温泉は露天風呂あり、冷たい鉱泉あり、打たせ湯ありで素晴らしい。
入浴後列車で大分に行くというSAさんを豊後中村の駅に送り、高速道路で福岡空港に向かった。レンタカーを返却したのは4時前。空港でチェックインしてSEさんと生ビール小を飲んでいると羽田行フライト(17時10分)のチェックインタイムとなった。
最後は少しバタバタしたけれど実に充実した3日間の大分の山旅だった。