数名でトレッキングを行う場合、発生するのが割り勘の問題です。特にカトマンズ等都市のホテルやレストランで夕食を食べて、ワインを飲んだりした時の割り勘の問題です。現地通貨のルピーへの両替は極力抑えるのが常道なので、誰かが代表してクレジットカードで支払うのが一般的です。なぜルピーへの両替を抑えるのか?というと「両替時に手数料がかかる」という問題と「事実上ルピーから円やドルへの両替はできない」という問題があるからです。
さて誰かがクレジットカードで払った代金をどのように集めたら良いでしょうか?
クレジット払いをまとめておいて後で精算するというのも一つの方法ですが、「忘れてしまう」「メモを残し損ねる」「いつも同じメンバーが揃っているとは限らない」などという問題が発生する可能性があります。色々慣れないことが起きる海外では事務処理はできるだけ簡素にシンプルにした方が良い、というのが私の基本方針です。
この方針に沿うなら、精算はその都度行うが一番良いのです。ただしその都度円やドルをやり取りしていると大変手間がかかりシンプルではありません。
精算をシンプルにするには、PayPayのような電子マネーを使ってその都度精算するというのが事務処理が簡単でその場で解決する方法だと私は考えています。
PayPayには「わりかん」という便利な機能がありますから、1円単位まで精算が可能です。日頃付き合いの少ない人たちとのトレッキングでは、誰かが誰かにおごる、といったことはないでしょうから、割り勘が基本です。
ということで今度のトレッキングメンバーにはPayPayの「わりかん」利用を提案しているのですが、「PayPayを使ったことがない」「PayPayは使ったことがあるが、個人間のお金のやりとりの経験はない」という人がほとんどで私以外「わりかん」の経験者はいません。
海外で初めて使うには抵抗があるでしょうからまず国内で仲間と山に行く時などの共通費用(タクシー代など)の精算から初めてはどうでしょうか?
また海外トレッキングでなくても、慣れるとPayPayによる送金や割り勘は大変便利ですよ。また格好も良いですね。
大の大人が小銭までやり取りして精算している姿は、貧乏くさくて美しいものではありません。