金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

税務署からのお知らせメールには自分の名前が入っています

2024年02月22日 | デジタル・インターネット
 この時期、確定申告をして税金が戻る人の中には税務署からの「還付金処理状況に関するお知らせ」を心待ちにしている人もいると思います。
 ところが悪い奴はそれを逆手にとって、税務署からのお知らせなどという偽メールを送り付け、偽サイトに誘導し、個人情報を盗み出し、あわよくばクレジットカード情報をフィッシングしようとしているのですね。
 まず注意するべきことは、本物の税務署からのお知らせにはあなたの名前が入っていることです。私が見る限り偽メールの宛先に自分の名前は入っていませんでした。
 つまり自分の宛名が入っていない税務署からのメールには偽メールと判断してよいでしょう。
 だいたいの怪しいメールは自分の個人名が宛先になっていません。まずはお金にからむメールで自分の名前が入っていないメールは偽メールと疑って良いと思います。逆に名前が入っていれば真正なメールでしょうか?これは私の限られた経験からはOKと断言はできません。真正なメールである可能性が高いと思いますが、高度な不正の手口が使われる場合があるかもしれません。
 油断することなく対応することをお薦めします。
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日本語レッスンにエクセル関数やChatGPTフル活用

2024年02月21日 | うんちく・小ネタ
 ボランティアで教えている日本語レッスンに「本格的に日本語を勉強したい」というデンマークの青年がやってきました。
 本人は昨年10月に来日し、しばらく日本語学校に通っていたのですが、今は自習中心のようです。本人は日本で英語教師をしながら、日本の大学で経済学を勉強したいということです。経済学を勉強するのであればアメリカかイギリスの方が良いとおもうのですが、本人は「日本は治安が良くて安全」「東京は活気がある」「日本文化に興味がある」から日本が良いと言っていました。また英語という特技を活かす場所として日本は良いと思います。
 さて本人の本気度合いを見ながら、今回は「有償ベースの日本語レッスン」も提案してみたいと考えています。本人が住んでいる場所が私の家に近いということもありますので。
 本人の日本語力は英語を交えながら話をすると何とか話が通じる程度ですが、語学教師をしているだけあって文法面の押さえ方はしっかりしているようです。逆にいうとこちらも文法面のルールをきちんと説明していかないといけないことになります。
 そこで説明資料作りなどで活用するのが、エクセルやGoogleのスプレッドシートです。エクセルもスプレッドシートも同じような機能を持っていますが、少し守備範囲に違いがあります。たとえば一連のセルに入れている単語を関数を使って翻訳するのであれば、スプレッドシートのGOOGLETRANSLATEという関数が便利です。エクセルにはこのような関数はありません。一方漢字や熟語をカタカナ(簡単な操作でひらがなにもできます)に変えるにはエクセルのPhonetic関数という関数を使います。
 またChatGPTを使うと一連の日本語(たとえば日月火・・・など)を一括して「音読み」「訓読み」「英語訳」の表形式にすることもできます。
 ChatGTPは事実については時々間違うことはありますが、言語処理はしっかりしていますので、そのベースになっている正しい文法にそった言語処理能力はしっかりしていると言えます。
 有償ベースのレッスンを始めよう、と考えている理由はお金ではありません。レッスン料などわずかなものです。ただ有償となると教える方も教わる方も真剣になるでしょうし、教え方・学び方にもIT技術を取り入れた効率化が図られるはずです。
 さてこの試みがうまく行くでしょうか?それはここ数回のお試し期間中に生徒さんがDX型の日本語学習をどう評価するかにかかっているでしょうね。
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アメリカ経済が独り勝ちの一つの理由

2024年02月19日 | 投資
 世界銀行は今年1月に「世界経済の成長率は、今年末までに5年間のGDP成長率が過去30年で最低の水準になるどろう」という予想を示している。
 実際世界経済はぱっとしない。日本は昨年10月~12月の四半期のGDP成長率はマイナス0.1%だった。英国の同時期のGDPは年率換算1.4%縮小した。
 WSJによると英国ではここ2年間で初めて賃金上昇率がインフレ率を上回ったが、消費支出は減少した。日本ではご存じのとおり、賃金上昇がインフレ率に追いつかず、消費者は財布の紐を締めている状況が続いている。
 日英の経済成長の停滞は欧州大陸や中国の景気低迷をもろに反映しているといえる。
 そんな中で堅調なのは、アメリカ経済だ。アメリカの消費者は金利引き上げに対して抵抗力が強く、景気減速感がみられない。
 OECDは今年に経済成長率について英国0.7%、ドイツ0.3%、米国2.1%と予想している(WSJによる)。
 どうしてアメリカ経済は他に先進国より堅調なのだろうか?
 色々な理由があるだろうが、一つはロシアによるウクライナ侵攻による経済的メリットを受けていることがあげられる。
 分かり易い例では、欧州諸国がロシアからの天然ガス輸入削減で、天然ガスの価格高騰とそれに伴うインフレが進行している。また天然ガスの輸入をアメリカに求めたため、昨年アメリカは世界最大のLNG輸出国になった。
 米国では新しく5つのLNGプロジェクトが立ち上がっているそうだが、それに対する海外からの直接投資が高まっている。
 またアメリカの軍需産業から欧州向けの武器輸出も増えている。バイデン政権は今月初めにウクライナ向けに600億ドルの支援を行う追加予算案を議会に提出した。WSJによると、この内64%はアメリカの軍需産業に還流するらしい。
 これらのメリットは必ずしもアメリカ経済全体に大きな影響を与えるものではないかもしれない。しかしセンチメンタルなことまで考えると世界的な政治地政学的なリスクの高まりが、欧州諸国や日本よりもアメリカに大きなメリットを与えていることは間違いないだろう。
 このことは、地政学的なリスクがしばらく持続するとすれば、しばらくアメリカ経済が恩恵を受ける度合いが高く、米国株が他の国の株よりも上昇する可能性が高いことを示唆しているかもしれない。
 もっとも株式市場はこのようなことを織り込んで既に米国株が割高圏で取引されている可能性もあるので、慎重に考える必要はあるだろうが。
 
 
 
 
 
 
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認知的予備力を高める旧友とのスキーとトランプの旅

2024年02月17日 | 健康・病気
今週は大学山岳部時代の同級生と滋賀県のグランスノー奥伊吹でスキーを楽しみ、夜はトランプ遊び(主にページワンと大富豪)を楽しみました。
トランプに詳しく音頭を取ってくれたのは、心理学の名誉教授のMさんでした。
 Mさんはページワンに難しくする色々なルールを導入し、高度な戦術を導入するので結構頭を使いました。
 旅が終わってからふと考えたのですが、心理学者のMさんはひょっとすると「体と頭を使うことで認知的予備力を高める可能性がある」と考えていたのかもしれません。
 認知的予備力とは平たくいうと「脳は筋肉と同じで使えば使えば使えるようになるが使わないとどんどん力が失われる」という考え方です。
 そして脳は加齢や病理的ダメージで機能が低下するが、それを補う潜在的な能力が認知的予備力Cognitive Reserveとか脳の予備能Brain reserveと呼ばれるものだという考え方があります。
 認知的予備力は、健康な食事・ストレスの回避・適度な運動・適切な睡眠・脳のトレーニング・血管疾患の回避などにより高められるという神経心理学者は多いと思います。
 この点から考えると旧友とのスキーとトランプの旅は認知的予備力強化に資する旅だったといえると思います。
 まず気心のしれた中なので一緒にいてストレスを感じることがありません。スキーは適度な運動としては最高でしょう。トランプ遊びに熱中すると脳のトレーニングになりますし、お酒の量が減ります。
 年に1,2度このような旅があると良いな、と思いました。 



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伊吹山の麓で盆梅展を観ました

2024年02月17日 | うんちく・小ネタ
一昨日泊まったグリーンパーク山東の鴨池荘の近くで盆梅展が開催されていまさた。まとまった盆梅を見るのは初めてでしょう。

紅い梅はきれいですね。

白い梅には気品があります。
係の人に聞くと展示されている中には樹齢300年の梅もあるとか。こうなると小鉢の中の小宇宙ですね。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」という教え?がありますが、展示されている梅は皆丁寧に剪定されていました。ある意味では人が丹精した美の極致ですね。

剪定されずに野に枝を伸ばす桜を愛でるか丹精された盆梅を愛でるかは人それぞれでしょうが。



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