福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

仮面浪人

2006年05月31日 |   〇日本を読む
韓国の新聞には、英語を中心に日本語や中国語のマメ講座を連載
している新聞が多い。

今日、何気なく京郷新聞の日本語講座に目を通して、びっくりした。
「仮面浪人」をネタにするなんて、何てマニアックな内容であることか。

正直な話、「ヲタク」ですらよく知らない単語だった。


▲京郷新聞 「日本語 315回」 5月31日

この講座では、「仮面浪人」について次のように説明している。

・・  ・・

재수는 재수인데 원하던 대학이 아니더라도
일단 합격한 대학에 등록을 하고 다음 해의
수능 준비를 하고 있는 사람을 말한다.
浪人は浪人だが、一旦、合格した希望校以外の大学に
登録し、翌年の大学入試に向け準備している浪人生をさす。

・・  ・・

日本語の言い回しも少し変だし(誤植?)、こういったマニアックな
ネタが、はたして一般向けの日本語講座のネタとして適当なのか
どうかという疑問は残るが、韓国語「ヲタク」のライバル意識を痛く
刺激する内容であったことは間違いない。



--- 韓国の日本語マニアに負けないようにがんばろう!


(終わり)



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ポケット型PC

2006年05月31日 |  〇語彙と表現



■ 4.5인치 초경량 PC
4・5インチ超軽量PC
(連合ニュース 5月29日)

29일 오전 서울 조선호텔서 열린 소니 코리아 신제품
발표회에서 모델들이 초경량 4.5인치 포켓형 PC를
공개하고 있다.
5月29日午前、ソウル市内のチョスンホテルで開催された
ソニー・コリアの新製品発表会でコンパニオンが超軽量
4.5インチポケット型PCを公開している。

・・・・・・・・・・・

ソニーの「VAIO typeU」の新モデルが韓国でも発売された。

ところで、上で紹介したフォトニュースの中で使われている
포켓형(ポケット型)」という単語。

思わぬところでパッチムの発音でつまづいてしまった。

(t)と(h)のリエゾンだが「포케청(ポケチョン)」では
おかしすぎる・・・。全く耳に馴染みがない。

--- では、どう読めばいいのか。確か、以前も同じ単語で同じ
疑問にぶつかり中途半端のまま放ってしまっていた問題だ。

音声付の動画ニュースを検索したのだが、適当なニュースが
なかった。

パソコンを前にいろいろと苦労したあげく、結局、パッチムの
発音を解説した韓国のあるサイトにたどり着いた。

そこで、「맏형(마텽)」<一番上の兄>のような発音と同じく
포케텽(ポケティォン)」と発音すればよいということがわかった。

--- それにしても、「--텽(ティォン)」などという発音が可能だ
なんて初めて知った。

専門的な韓国語(朝鮮語)教育を受けたこともなく、すべて我流の
独学で勉強してしてきた「ヲタク」の限界なのか、基本的なところで
今でもつまづいている。

(終わり)



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W杯強化試合

2006年05月31日 |  〇語彙と表現

● 독일, 일본과 평가전 무승부 
直訳: ドイツ、日本との「評価戦」で引き分け
(YTN 5月31日)

サッカーワールドカップ・ドイツ大会開幕を目前に控え、日本時間の
5月31日早朝に行われたドイツとの試合で、日本代表が善戦し
2-2で引き分けた。

ところで、サッカーの国家代表などが行うこうした国際試合のことを、
韓国語では一律に「평가전(評価戦)」という漢字語を使って
表現している。つまり「テストマッチ」という意味を持つ言葉だ。

--- さて、日本語では、どう言えばいいのか。

今ひとつ確信が持てないまま少し気になっていた表現でも
あったので、外信も含め日本のメディアが昨日の日本-ドイツ
「評価戦」をどう表現しているのか、つらつら調べて見た。

以下、日本のメディアから拾った6つの代表的な表現を
列挙してみる。

・・  ・・

親善試合
国際親善試合
親善強化試合
強化試合
ワールドカップ強化試合
テストマッチ(ロイター発)

・・  ・・

当然のことながら、「評価戦」という漢字語表現を使っている
日本のメディアは1社も確認できなかった。

韓国系の日本語メディアでは、直訳調の「評価戦」を使用する
場合もあるようだが、自然な日本語表現とは言えないだろう。

--- 日本語訳でも韓国語訳でも漢字語の直訳ができない
ケースがある。

「評価戦」の場合は、それでも何となく日本語として意味や
ニュアンスは通じてしまうので誤訳とまでは言えないのかも
知れない。しかし、微妙に変(?)な日本語表現であることには
違いない。

いずれにしろ、自分が不得意な分野であるほど、ついつい安易な
直訳でお茶をにごしてしまう誘惑にかられやすくなるが、それでは
いけないのだ。

--- 自戒しよう。


(終わり)


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