中国では一般的に、餡の入っていない蒸しパンのことを
「マントウ(饅頭)」と呼び、餡の入っている中華饅頭のことを
「パオズ(包子)」と呼んでいるという。
日本では、中国から伝わってきたはずの「饅頭」がいつのまにか
「和菓子」へと変質し発展を遂げてきた。
さて、韓国では・・・。
今日、その「만두(饅頭)」関連の記事を読んだ。
事情を知らない日本人が読めば、にわかには理解のできない
文章だと思われるが、一応、翻訳して紹介してみる。
(漢字を多用しているので、一層読みづらくなっている?)
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■ 중국에선 소 없는 찐빵을 만두라 불러
中国では餡の入っていない蒸しパンを「饅頭」と呼ぶ
(週刊朝鮮 5月16日)
한국인이 만두라고 부르는 음식은 밀가루를
반죽하여 얇게 편 피로 각종 채소와 고기, 두부를
싸서 수증기로 익힌 것을 가리킨다. 하지만 만두의
나라 중국에서는 이것을 만두라 부르지 않고, 피가
두꺼운 것을 ‘바오즈(包子)’, 얇은 것을 ‘자오즈(餃子)’
라고 한다. 분식집에서 파는 찐만두는 바오즈에
가깝고, 물만두는 자오즈에 가깝다.
韓国人が「マンドゥ(饅頭)」と呼んでいる食べ物は、
小麦粉をこねて薄く引き延ばした皮で各種野菜や肉、豆腐を
包み蒸し器で蒸したものを指す。しかし、「マンドゥ」の本家、
中国ではこれを「マンドゥ」と呼ばず、皮が厚いものを
「パオズ(包子)」、薄いものを「チャオズ(餃子)」と呼ぶ。
韓国の食堂で売っている「チンマンドゥ(蒸し饅頭)」は
「パオズ」に近く、「ムルマンドゥ(水饅頭)」は「チャオズ」に
近い。
우리가 만두라고 하는 것은 중국어로 ‘만퉈(饅頭)’라
하지만, 그 모양은 밀가루를 반죽하여 효소를 넣고
쪄낸 찐빵이다. 동네 중국식당에서 고추잡채를
주문하면 나오는 일명 ‘꽃빵’이 만퉈와 닮았다.
韓国の「マンドゥ」の語源は中国語の「マントウ(饅頭)」だが、
中国の「マントウ」は小麦粉をこね酵素を入れ蒸してつくる
蒸しパンだ。韓国の中華料理店でチンジャオニューロースを
注文すると、セットで出てくる一名「花パン」とも呼ばれている
餡の入っていない蒸しパンが中国の「マントウ」に似ている。
그런데 한국의 중국식당에서 파는 ‘야끼만두’의
‘야끼’라는 말은 중국어가 아니라 일본어가 아닌가?
일본의 라면전문점에 가면 메뉴에 ‘야끼교자(焼き餃子)’
라는 것이 있다. 이것을 맛본 한국인이면 향은 조금
다르지만 동네 중국식당에서 비싼 메뉴에 서비스로
끼워주는 야끼만두와 닮았다는 것을 금방 알아차린다.
ところで、韓国の中華料理店で売っている「ヤキマンドゥ」の
「ヤキ」という言葉は中国語ではなく、日本語ではない
だろうか?日本のラーメン屋に行くと、メニューに
「ヤキギョーザ(焼き餃子)」というものがある。これを
食べたことのある韓国人なら、香りは少し違っているが
韓国の中華料理店で高めのメニューにサービスで
ついてくる「ヤキマンドゥ」に似ていることに、すぐに気づく。
- 以下省略 -
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少し整理をしてみると・・・
韓国で「찐만두(蒸し饅頭)」と呼ばれているものは、日本でいう
中華饅頭に近い。そして、「물만두(水饅頭)」,「군만두(야끼만두、
焼き饅頭)」はそれぞれ、日本で呼んでる水餃子、焼き餃子に
近いということだ。
*上から찐만두,물만두,군만두
(蒸し饅頭、水饅頭、焼き饅頭)
ちなみに、韓国の中国料理店で「고추잡채(チンジャオニュー
ロース)」をたのむと、蒸しパンとセットで出てくることが多いらしい。
*チンジャオニューロースと蒸しパン
以上、韓国雑学ネタであった。
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