最近、韓国の新聞(インターネット版)を読む限り、韓国の野球
ファンや関係者の間で、巨人の原監督の株が急上昇中だ。
もともとイ・スンヨプ選手を開幕から4番打者に抜擢し、その決断力と
イ選手に対する信頼感が、大きな好感を持って受け止められていた。
そして、最近、イ選手のバットが湿りがちであるにも関わらず、
原監督のイ選手に対する「信頼」に揺らぎはないように見える。
イ選手は韓国の国民打者である。多くの韓国人が原監督の
意気に感じないはずはない。
--- 「原監督のためにもがんばらないと・・・」
イ選手が後輩に語ったとされるこの言葉は、おそらく、韓国の
ファン共通の思いでもあるだろう。
関連記事から抜粋しながら翻訳して記録しておく。
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*巨人のイ選手(上)と原監督(下)
■ 이승엽 고백 "하라 감독 위해서라도 잘해야"
イ・スンヨプ選手の告白、「原監督のためにもがんばらないと」
(スポーツソウル 5月11日)
“하라 감독을 위해서라도 잘 해야 될 텐데….”
「原監督のためにもがんばらないといけない・・・」
요미우리 자이언츠 이승엽(30)이 삼성 배영수(25)와
전화통화를 하면서 자신을 믿어주는 하라 다쓰노리
감독(48)을 생각해서라도 빨리 타격부진에서 벗어나고
싶다는 속마음을 털어놓았다.
読売ジャイアンツのイ・スンヨプ選手(30)が古巣チームである
サムソンの後輩、ペ・ヨンス選手(25)との国際電話で、「自分を
信頼してくれている原辰徳監督(48)のためにも、一刻も早く
スランプから抜け出したい」と今の気持ちを打ち明けたという。
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이승엽은 10일까지 33경기에 선발출장해 126타수 27안타로
타율 0.294, 7홈런 22타점 27득점으로 남부럽지 않은 성적을
내고 있다. 그러나 초반의 맹활약에 비해 최근 주춤하는
게 사실. “나를 믿어주는 사람에게는 반드시 보답해야 한다”는
신념을 가지고 있는 이승엽으로선 시즌 초반과 같은 타격감을
회복해야 하는 이유가 하라 감독과 맞물려 있다.
イ選手は10日まで33試合に先発出場し、126打数27安打(※)で
打率2割9部4厘、ホームラン7本、打点22、得点27という
立派な成績を残している。しかし、開幕当初の大活躍に比べ、
最近、不振気味なのは事実。「僕を信頼してくれる人には
必ず結果を出して応えなくてはならない」という信念を持つ
イ選手としては、シーズン開幕当初のようなバッティング感覚を
取り戻さなければならない理由が、まさに原監督の信頼に
あるのだ。
※正しくは37安打
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배영수는 “하라 감독 정말 대단한 사람인 것 같다. 승엽이 형도
일본에서 보면 외국인선수인데 그렇게 부진할 때도 계속 4번에
내보내주고…. 정말 그러기가 쉽지 않을텐데. 우리나라에서도
외국인 4번타자가 긴 슬럼프에 빠지면 기다려주는 감독이
얼마나 있겠느냐. 적어도 1~2경기는 빼거나 다른 타순에
넣었을 것이다”며 이승엽의 심정을 헤아렸다.
ペ選手は「原監督は、本当に大した人物だと思う。スンヨプ
先輩も日本では外国人の助っ人選手だ。そういう選手を
スランプの時も、ずっと4番で使い続けて・・・。簡単にやれる
ことじゃない。韓国でも外国人助っ人の4番打者が長い
スランプに陥れば、調子が上向くのを待ってやる監督がどれくらい
いるだろうか。少なくとも1、2試合休ませたり、打順を変えたり
したはずだ」と語りながらイ選手の気持ちを察した。
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