5月28日(日曜日)の夕方、北九州市の小倉で約半年ぶりに
カフェのオフ会を持った。こじんまりとした集まりになったが、
楽しいひと時が持てた。昨年の年末以来の再会だった。
今回の参加者は、韓国人3名、日本人1名(「ヲタク」)、イギリス人
1名の総勢5名。
ところで、JR小倉駅で待ち合わせをし、会場となる居酒屋へと
移動する途中、参加者のイギリス人の英語教師が、何かを
見つけた。
何だろうと思ったら、小倉の街を走る韓国車だった。
サンヨン(双竜)自動車のSUV「レクストン」だった。
「ヲタク」が見たのは目と鼻の先で信号待ちしている「レクストン」の
後姿とロゴだけだったが、初めての経験だった。
何でも彼は車に造詣が深いらしい。一目でサンヨン車を見分ける
など、彼がかなりの自動車「オタク」なのは間違いない。
日本ではほとんど見かけないが、イギリスをはじめヨーロッパでは
韓国車をみかける機会も多いから、とのことだった。
今まで福岡で、何度かヒョンデ(現代)の自動車は目にしたことが
あるが、サンヨンの車が日本の道路を走っているなんて思いも
しなかった。
彼に教えてもらわなければサンヨンの自動車が「ヲタク」の視線を
横切ったことなど全く気付かなかった。
△サンヨン自動車「レクストン」
以上、「オフ会」のこぼれ話だった。
(終わり)
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カンウォン(江原)道の地域紙であるカンウォン日報に「ヲタク」の
住んでいる「福岡」が登場していた。
福岡を訪問した読者による投稿記事である。
少々福岡市を持ち上げすぎではないかと思われるが、「ヲタク」の
地元を取り上げてくれたことに敬意を表し、今日の韓-日翻訳
練習の課題にしてみた。
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■ 후쿠오카 박물관의 메모지
福岡市博物館のメモ用紙
(江原日報 5月29日)
최근 일본 후쿠오카(福岡)에서 며칠 체류하는 동안 `일본이
조선을 침략, 지배한 힘의 뿌리는 무엇일까?'하고 구석구석
나름대로 온 몸 답사와 체험을 시도해 보았다. 그들이 우리로
부터 배워야 할 부분도 있겠지만 우리가 그들로부터 배울 점이
더 많은 것 같았다.
最近、日本の福岡に数日間、滞在する機会があり、「日本が
朝鮮王朝を侵略し支配した力の根源とは何か?」という視点で、
日本のすみずみまで体当たりの観察と体験を試みてみた。彼らが
私たちから学ぶべきところもあるだろうが、私たちが彼らから
学ぶものの方が多いのではないかと思えた。
우선, 해변에 쓰레기가 없었다. 모든 구조물은 치밀한 설계와
완벽한 시공으로 조화와 일치를 이루었으며 한국처럼 금간
벽과 타일이 떨어진 건물은 찾을 수 없었다. 환경친화적이고
아름다운 숲과 공원, 자전거를 이용하는 시민들이 많고 소형
승용차가 주종이었다. 도시는 단정하고 세련되었으며 인공
조형미가 단연 돋보였다. 사람들은 대개 조용하고 침착했으며
교양있고 친절하다는 인상을 받았다. 저 후쿠오카 시민들의
한 단면만 보아도 모든 일본인들의 성향과 정신을 미루어
짐작할 수 있지 않을까? `일본은 없다' 라는 책도 있지만 그건
아니라는 생각이 들었다.
まず、海辺にゴミがなかった。全ての構造物が緻密な設計と
完璧な工事によって「調和と一致」を実現していた。韓国のように
ひびの入った壁やタイルの落ちた建物などが目に付くことは
なかった。自然環境を大事にしたきれいな森と公園があり、自転車を
利用する市民も多く、道路を走る車はほとんどが小型乗用車だった。
都市の景観は端整で洗練されており、とりわけ人工の造形美が
きわだっていた。人々は静かで落ち着いており、教養があって
親切だという印象を受けた。福岡市民の一面を見ただけでも、
日本人全体の姿と精神を推し量ることができるのではないだろうか?
以前、「日本はない」という本がベストセラーになったこともあるが、
私はそれは違うのではないかと思った。
과연 우리 민족과 나라가 저 일본을 따라잡고 마침내 이길 수
있을지 혼자 깊이 고민해 보았다. 후쿠오카 박물관 관람 일정이
있어 둘러보던 중 갑자기 메모지가 필요했었는데 공중 전화기
옆에 놓여진 종이를 보고 매우 놀랐다. 이면지를 몇 번 접어
반듯이 자른 후, 흩어질까봐 집게로 꼭 집어 메모지로 쓰고
있었다. 세계 1,2 위를 다투는 경제 선진국임에도 지극히
검소하고 한껏 절약하는 무서운 국민 정신! 무엇이든 함부로
쓰고 마구 버리는 우리들 생활 양식에 비추어 보면 너무
대조적이었다.
我らの民族と国家が日本に追いつき追い越すことができるの
だろうかと私は一人、考えを巡らせて見た。福岡訪問中、福岡市
博物館を見学する日程があり、見て回っている途中で急に
メモ用紙が必要になった。その時、公衆電話の横に置いてある
メモ用紙を見つけ、非常に驚かされた。使用後の紙を数回折り
たたみきれいに切った後、ばらばらにならないようにクリップで
しっかりはさみ、裏面をメモ用紙に使っていたのだ。世界1、2を
争う経済大国であるにもかかわらず、極めて質素で徹底的に
節約する恐るべき国民精神!何でもやたらめったに使っては
やたらと捨ててしまう私たちの生活のあり方と比べると、まさに
対照的だ。
조선은 왜 망하였을까? 나라는 무너지고 백성은 도탄에 빠져도
그저 나와 내 가족만 잘 먹고 잘 살면 된다는 극한 이기주의와
공직자들의 부정부패, 그리고 지금처럼 정치적 파당을 지어
서로 죽기 살기로 이전투구하며 자신의 이익만을 추구하다
보니 나라 꼴이 그 지경에 이르지 않았을까? 후쿠오카 박물관
공중전화 곁의 이면지를 이용한 메모지를 보고 그것이 바로
일본이 세계적 열강임을 증명하는 힘의 원천일지 모른다고
생각했다.
朝鮮王朝はなぜ亡んだのだろうか?国家が傾き民衆が塗炭の
苦しみに陥っても自分と自分の家族さえ贅沢に暮らせればいいと
いう極端な利己主義がはびこり、政治家や官僚の不正腐敗は
当たり前で、そして現在のように政治的な党派を組み見苦しい
争いを繰り広げお互いに自分の利益だけを追求した結果、ついに
国家まで失うはめに陥ったのではないだろうか?福岡市博物館の
公衆電話の横におかれた使用後の紙を利用したメモ用紙を見て、
これこそまさに日本が世界の列強であることを証明する力の
源泉なのかもしれないと思った。
두 번 다시 그 치욕과 통한의 역사를 되풀이 않고 저들을
이기려면 그릇된 관행과 타성에 길들여진 모든 잘못된 것들을
과감하고 신속히 고쳐 나가려는 국민 한 사람 한 사람의
결단과 혁파가 절대 필요한 시점이라 하겠다.
過去の恥辱と痛恨の歴史を二度と繰り返すことなく、日本に
勝とうとするならば、間違った社会的慣行をはじめ、惰性の中で
慣らされてしまっているあらゆる間違いを果敢に、早急に改善して
いこうとする国民一人一人の決心と意識改革が是非とも必要な
時だと言えよう。
이**(2006 강원일보 신춘문예 시조 당선)
李**(2006年、江原日報新春文芸「時調」部門入選者)
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